メールマガジン　第４７４号

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内閣府 食品安全委員会ｅ−マガジン 第474号 平成28年9月28日
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(今号の総文字数:約6,000字)
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┃今週の話題┃
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★BSEに関する情報(健康と畜牛のBSE検査の廃止に係る評価結果)について
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/bse_information.html

★平成28年度食品健康影響評価技術研究成果発表会の開催
(開催日:10月6日(木)) [参加申込締切日:9月29日(木)17時必着]
http://www.fsc.go.jp/chousa/kenkyu/kenkyu_happyo/28_kenkyu_happyo_annai.html

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【目次】

1.食品安全委員会などの開催結果

★専門調査会における審議結果
・動物用医薬品専門調査会「ペグボビグラスチム」
・遺伝子組換え食品等専門調査会「組換えDNA技術によって得られた微生物を利用して製造された添加物のうち、食品安全委員会が高度に精製されたものとして安全性を確認した品目と比較して有効成分が同一である等所定の項目を満たすものについて」
・遺伝子組換え食品等専門調査会「NZYM-LP株を利用して生産されたホスホリパーゼ」

★評価結果の通知
・農薬「ピラクロストロビン」
・農薬「ファモキサドン」
・農薬「フェンピラザミン」
・農薬「ボスカリド」
・動物用医薬品「前葉性卵胞刺激ホルモン(FSH)を有効成分とする牛の過剰排卵誘起用注射剤(アントリンR10・Al)」
・動物用医薬品「トリプトレリン酢酸塩」
・動物用医薬品「スピラマイシン」

★食品安全モニターからの随時報告について(平成27年10月〜平成28年3月分)

2.食品安全委員会などの開催案内
・第624回食品安全委員会
・専門調査会

3.平成28年度食品健康影響評価技術研究成果発表会の開催

4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

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1.食品安全委員会の開催結果
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■第623回食品安全委員会
日時:平成28年9月27日(火) 14:00〜14:43               
傍聴者:8名
議事概要:
(1)動物用医薬品専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
・「ペグボビグラスチム」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
＊免疫賦活剤で、日本国内で動物用医薬品としての承認はありません。インポートトレランス申請がされています。

(2)遺伝子組換え食品等専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告】
[1]「組換えDNA技術によって得られた微生物を利用して製造された添加物のうち、食品安全委員会が高度に精製されたものとして安全性を確認した品目と比較して有効成分が同一である等所定の項目を満たすものについて」
・食品安全基本法第11条第1項第2号の人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明らかであるときに該当すると認められるとともに、同規定に関するこれまでの取扱いと同様に、意見・情報の募集手続は行わないことが確認された。

【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[2]「NZYM-LP株を利用して生産されたホスホリパーゼ」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続きに入ることが了承された。
＊リン脂質を加水分解する酵素であり、既存添加物「ホスホリパーゼ」に該当します。

(3)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省及び農林水産省)へ通知することとなった。
[1]農薬「ピラクロストロビン」
・一日摂取許容量(ADI)を0.034 mg／kg 体重／日、急性参照用量(ARfD)を0.05 mg／kg 体重と設定する。
[2]農薬「ファモキサドン」
・一日摂取許容量(ADI)を0.006 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用量(ARfD)は設定する必要がないと判断した。
[3]農薬「フェンピラザミン」
・一日摂取許容量(ADI)を0.12 mg／kg 体重／日、急性参照用量(ARfD)を0.8 mg／kg 体重と設定する。
[4]農薬「ボスカリド」
・一日摂取許容量(ADI)を0.044 mg／kg 体重／日、急性参照用量(ARfD)を3 mg／kg 体重と設定する。
[5]動物用医薬品「前葉性卵胞刺激ホルモン(FSH)を有効成分とする牛の過剰排卵誘起用注射剤(アントリンR10・Al)」
・本製剤が適切に使用される限りにおいては、食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できると考えられる。
[6]動物用医薬品「トリプトレリン酢酸塩」
・一日摂取許容量(ADI)を特定する必要はない。
[7]動物用医薬品「スピラマイシン」
・一日摂取許容量(ADI)を0.025 mg/kg 体重/日と設定する。

＊[1]殺菌剤で、りんご、なし等に使用します。今回、キウイフルーツ、アスパラガス等への適用拡大申請がされています。
＊[2]殺菌剤で、ばれいしょ、はくさい等に使用します。今回、ブロッコリーへの適用拡大申請がされています。
＊[3]殺菌剤で、きゅうり、トマト等に使用します。今回、すいか、メロン等への適用拡大申請、レタス、ラズベリー等へのインポートトレランス申請がされています。
＊[4]殺菌剤で、大豆、はくさい等に使用します。今回、キウイフルーツ及び茶への適用拡大申請がされています。
＊[5]牛の過剰排卵誘起に用いられます。
＊[6]繁殖同期剤で、日本国内で動物用医薬品としての承認はありません。インポートトレランス申請がされています。
＊[7]マクロライド系抗生物質で、日本国内で動物用医薬品としてすずき目魚類に使用されます。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準が設定されています。

(注)＊の記述は、物質の概要です。

(4)食品安全モニターからの随時報告について(平成27年10月〜平成28年3月分)
・事務局から報告。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160927fsc

■専門調査会【肥料・飼料等】
○第115回肥料・飼料等専門調査会　
日時:平成28年9月14日(水) 14:00〜16:25
議題:(スペクチノマイシン)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20160914ff1

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2.食品安全委員会の開催案内
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■第624回食品安全委員会
日時:平成28年10月4日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成28年9月29日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会【プリオン】【清涼飲料水等に関するWG】
【動物用医薬品】【添加物】【農薬】【かび毒・自然毒等】

○第102回プリオン専門調査会   　　　　　　　　　　　　　　
日時:平成28年9月29日(木) 10:00〜
議題:(オーストリアから輸入される牛、めん羊及び山羊の肉及び内臓)
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/annai/prion_annai102.html

○第2回清涼飲料水等に関するワーキンググループ
日時:平成28年9月29日(木) 10:00〜
議題:(清涼飲料水中の亜鉛、清涼飲料水中の鉄)
http://www.fsc.go.jp/senmon/sonota/annai/wg_seiryou_annai_2.html

○第194回動物用医薬品専門調査会(非公開) 
日時:平成28年9月29日(木) 14:00〜
議題:(ジクラズリル、ジクラズリルを有効成分とする牛の強制経口投与剤(ベコクサン))
http://www.fsc.go.jp/senmon/doubutu/annai/doubutu_annai_194.html

○第154回添加物専門調査会
日時:平成28年9月30日(金) 10:00〜　
議題:(加工助剤に関する食品健康影響評価指針)
http://www.fsc.go.jp/senmon/tenkabutu/annai/te_annai_154.html

○第57回農薬専門調査会評価第一部会(非公開)
日時:平成28年9月30日(月) 14:00〜
議題:(EPN、ジノテフラン)
http://www.fsc.go.jp/senmon/nouyaku/annai/nouyaku_annai_hyouka1_57.html

○第42回かび毒・自然毒等専門調査会 
日時:平成28年10月3日(月) 15:00〜
議題:(フモニシン)
http://www.fsc.go.jp/senmon/kabi_shizen/annai/kabidoku_annai_42.html

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3.平成28年度食品健康影響評価技術研究成果発表会の開催
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食品安全委員会では、食品健康影響評価技術研究の成果の普及及び活用を促進することを目的に、下記のとおり平成27年度に終了した研究課題について成果発表会を開催します。

日時:平成28年10月6日(木) 14:00〜16:30
会場:食品安全委員会 中会議室
申込締切:平成28年9月29日(木) 17:00
定員:70名程度
【プログラム】
(1)熱帯性魚類食中毒シガテラのリスク評価のための研究
　[国立医薬品食品衛生研究所　大城　直雅]
(2)低水分含量食品中における食中毒細菌(サルモネラ，腸管出血性大腸菌)の菌数変動および生存確率予測モデルの開発　
[北海道大学　小関　成樹]
(3)香料の摂取量に関する評価方法の確立に関する研究
　[国立医薬品食品衛生研究所　佐藤　恭子]

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/chousa/kenkyu/kenkyu_happyo/28_kenkyu_happyo_annai.html

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4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
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■食品安全エクスプレス(毎日)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/mail_magagine.html

■関東農政局では、行政情報・地域の食と農のイベント情報等などの話題をタイムリーにお知らせするためメールマガジンを発行しております。
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■食品安全委員会e-マガジン第475号は、平成28年10月5日(水)配信予定です。
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