食品安全委員会ｅ−マガジン　第405号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内閣府 食品安全委員会ｅ−マガジン　第405号　平成27年3月25日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(今号の総文字数:約7,100字)

┏━━━━━┓
┃今週の話題┃
┗━━━━━┛

★ホームページのリニューアルしました
http://www.fsc.go.jp/osirase/annai_homepage_20150323.html

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏


【目次】
1.食品安全委員会などの開催結果
第554回食品安全委員会

★評価の要請
・プリオン1案件

★専門調査会における審議結果
・農薬専門調査会「イソキサフルトール」
・農薬専門調査会「ジエトフェンカルブ」
・農薬専門調査会「テプラロキシジム」
・農薬専門調査会「トリアファモン」

★評価結果の通知
・農薬「アシベンゾラル-S-メチル」
・農薬「ダゾメット、メタム及びメチルイソチオシアネート」
・農薬「フェンメディファム」
・農薬「フルオキサストロビン」
・農薬「プロヘキサジオンカルシウム塩」
・農薬「ヘキシチアゾクス」
・農薬「メトラフェノン」
・動物用医薬品「セフチオフル」

★専門調査会における審議結果
・肥料・飼料等専門調査会「セフチオフルを有効成分とする牛の注
射剤(エクセーデC)及びセフチオフルを有効成分とする豚の注射剤
(エクセーデS)」
・肥料・飼料等専門調査会「塩酸セフチオフルを有効成分とする牛
及び豚の注射剤(エクセネルＲＴＵ)」
・肥料・飼料等専門調査会「L-カルニチン」

★平成26年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件

★平成27年度食品安全委員会運営計画

[2]専門調査会
・第43回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
・第35回器具・容器包装専門調査会
・第43回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
・第136回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)　
・第100回肥料・飼料等専門調査会
・第140回添加物専門調査会

2.食品安全委員会などの開催案内
・第555回食品安全委員会
・専門調査会

3.ホームページのリニューアル

4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

━━━━━━━━━━━━━━━━
1.食品安全委員会などの開催結果
━━━━━━━━━━━━━━━━

■第554回食品安全委員会
日時:平成27年3月24日(火) 14:00〜15:42
傍聴者:10名
議事概要:
(1)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見の聴取に関
するリスク管理機関からの説明について
・プリオン1案件
・豚及び家きん由来混合血粉等の豚等用飼料としての利用について
・農林水産省から説明
・豚のみ又は家きんのみに由来する血液から製造される血粉及び血
しょうたん白は、牛などを除く家畜用飼料としての利用が既に認め
られており、今回の諮問は、豚及び家きんに由来する血液を製造工
程の原料投入口で混合して製造する血粉及び血しょうたん白につい
て、豚、鶏、うずら又は養殖水産動物を対象とする飼料利用を可能
とするというもの。
今回の見直しに伴って、現行の飼料規制等のリスク管理措置を前提
としたこれまでの評価結果が変わるものではないことから、人の健
康に悪影響を及ぼすおそれはないと考えられ、食品安全基本法第
11条第1項第2号の人の健康に及ぼす悪影響の内容及び程度が明ら
かであるときに該当することが確認された。

(2)農薬専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「イソキサフルトール」
[2]「ジエトフェンカルブ」
[3]「テプラロキシジム」
[4]「トリアファモン」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊[1]除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、だい
ずへのインポートトレランス申請がされています。
＊[2]殺菌剤で、だいず、トマト、きゅうり等に使用します。今回、
小麦及び茶への適用拡大申請がされています。また、ポジティブリ
スト制度導入に伴う残留基準（いわゆる暫定基準）が設定されてい
ます。
＊[3]除草剤で、えだまめ、いんげんまめ等に使用します。ポジ
ティブリスト制度導入に伴う残留基準（いわゆる暫定基準）が設定
されています。
＊[4]除草剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、米へ
のインポートトレランス申請がされています。

(3)食品安全基本法第24条の規定に基づく委員会の意見について
【食品健康影響評価】
以下の審議結果が了承され、リスク管理機関(厚生労働省)へ通知す
ることとなった。
[1]農薬「アシベンゾラル-S-メチル」
・一日摂取許容量を0.077 mg／kg 体重／日、急性参照用量を
0.5 mg／kg 体重と設定する。
[2]農薬「ダゾメット、メタム及びメチルイソチオシアネート」
・グループ一日摂取許容量を0.004 mg／kg 体重／日、
グループ急性参照用量を0.1 mg／kg 体重と設定する。
[3]農薬「フェンメディファム」
・一日摂取許容量を0.046 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[4]農薬「フルオキサストロビン」
・一日摂取許容量を0.015 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[5]農薬「プロヘキサジオンカルシウム塩」
・一日摂取許容量を0.2 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[6]農薬「ヘキシチアゾクス」
・一日摂取許容量を0.028 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[7]農薬「メトラフェノン」
・一日摂取許容量を0.24 mg／kg 体重／日と設定し、急性参照用
量は設定する必要がないと判断した。
[8]動物用医薬品「セフチオフル」
・一日摂取許容量を0.05 mg／kg 体重／日と設定する。
＊[1]殺菌剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、いち
ご、ブルーベリー等へのインポートトレランス申請がされています。
ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設
定されています。
＊[2]殺線虫剤・殺菌剤・殺虫剤・除草剤で、キャベツ、はくさい
等に使用します。今回、だいこん(つまみ菜、間引き菜)への適用拡
大申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準
(いわゆる暫定基準)が設定されています。
＊[3]除草剤で、てんさいに使用します。今回、てんさいへの新規
登録申請がされています。ポジティブリスト制度導入に伴う残留基
準(いわゆる暫定基準)が設定されています。
＊[4]殺菌剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、いち
ご、ばれいしょへのインポ ートトレランス申請がされています。
＊[5]植物成長調整剤で、水稲、小麦、いちご等に使用します。
ポジティブリスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設
定されています。
＊[6]殺ダニ剤で、かんきつ、りんご等に使用します。ポジティブ
リスト制度導入に伴う残留基準(いわゆる暫定基準)が設定されてい
ます。
＊[7]殺菌剤で、日本国内での農薬登録はありません。今回、りん
ご、ぶどう等へのインポートトレランス申請がされています。
＊[8]セファロスポリン系抗生物質で、動物用医薬品として牛及び
豚に使用されています。

(4)肥料・飼料等専門調査会における審議結果について
【審議結果の報告と意見・情報の募集】
[1]「セフチオフルを有効成分とする牛の注射剤(エクセーデC)及
びセフチオフルを有効成分とする豚の注射剤(エクセーデS)」
[2]「塩酸セフチオフルを有効成分とする牛及び豚の注射剤(エクセ
ネルＲＴＵ)」
[3]「L-カルニチン」
・取りまとめられた評価書(案)について、意見・情報の募集手続き
に入ることが了承された。
＊[1]セフチオフルを有効成分とする牛の注射剤(エクセーデ C):
牛の細菌性肺炎の治療に使用されます。
セフチオフルを有効成分とする豚の注射剤(エクセーデ S):豚の細
菌性肺炎の治療に使用されます。
＊[2] 牛及び豚の細菌性肺炎の治療に使用されます。
＊[3]飼料の栄養成分その他の有効成分の補給を目的とした豚の飼
料添加物として使用されます。

(注)＊の記述は、物質の概要です。

(5)平成26年度食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価の案件
について
・事務局から報告。

(6)平成27年度食品安全委員会運営計画について
・事務局から報告。

詳細はこちらをご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150324sfc

■専門調査会【農薬】【器具・容器包装】【遺伝子組換え食品等】
【肥料・飼料等】【添加物】

○第43回農薬専門調査会評価第三部会(非公開)
日時:平成27年3月18日(水) 14:00〜15:28
議題:(ピロキロン)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150318no1

○第35回器具・容器包装専門調査会
日時:平成27年3月19日(木) 8:59〜11:47
議題:(ポリエチレンナフタレート(PEN)を主成分とする合成樹脂製
の器具又は容器包装)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150319ky1

○第43回農薬専門調査会評価第四部会(非公開)
日時:平成27年3月19日(木) 14:00〜16:43
議題:(グリホサート、フルアジホップ)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150319no1

○第136回遺伝子組換え食品等専門調査会(非公開)
　日時:平成27年3月20日(金) 10:00〜11:34
議題:(Aspergillus oryzae NZYM-SP株を利用して生産されたアス
パラギナーゼ、NZYM-RO株を利用して生産された６-α-グルカノト
ランスフェラーゼ )
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150320id1

○第100回肥料・飼料等専門調査会
　日時:平成27年3月20日(金) 15:00〜16:58
議題:(動物用医薬品(ピランテル))
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150320ff1

○第140回添加物専門調査会
日時:平成27年3月23日(月) 13:59〜17:04
議題:(過酢酸製剤及び同製剤に含有される物質(過酢酸、１-ヒドロ
キシエチリデン-１，１-ジホスホン酸(HEDP)、オクタン酸、酢酸、
過酸化水素))
http://www.fsc.go.jp/fsciis/meetingMaterial/show/kai20150323te1

━━━━━━━━━━━━━━━━
2.食品安全委員会などの開催案内
━━━━━━━━━━━━━━━━
■第555回食品安全委員会
日時:平成27年3月31日(火) 14:00〜
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成27年3月26日(木) 15:00頃にホームページに掲載予定

■専門調査会【化学物質・汚染物質】

○第7回化学物質・汚染物質専門調査会
　日時:平成27年3月30日(月) 14:00〜
議題:
「食品健康影響評価技術研究」報告について
・アルセノシュガー、アルセノリピッドを含有する食品摂取による
健康リスク評価
・酸化ストレスを誘導する遺伝毒性物質の低用量における量反応関
係の解析
http://www.fsc.go.jp/osirase/kagaku_osen_annai7.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.ホームページのリニューアル
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホームページをリニューアルしました。

ホームページ掲載ソフトを更新し、アクセシビリティの向上等によ
り、国民の皆様への情報提供の充実を図るものです。

トップページのアドレス
http://www.fsc.go.jp/
に変更はありませんが、トップページ以外の一部のページについて
は、掲載ページの整理を行ったことから、アドレスが変更になって
おります。

これらのページをリンク等されている方には、お手数をお掛けしま
すがリンクページの変更をお願いいたします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.お知らせ(食品安全等に関するメールマガジンのご案内)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■食品安全エクスプレス(毎日)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/johokan/mail_magagine.html

■関東農政局では、行政情報・地域の食と農のイベント情報等など
の話題をタイムリーにお知らせするためメールマガジンを発行して
おります。
配信を希望される方は、こちらからお願いします。
http://www.maff.go.jp/kanto/houdou/kouhou/merumaga/index.html

■北陸農政局メールマガジン「あぐり北陸」
(配信登録をされる方はこちらからお願いします。)
http://www.maff.go.jp/hokuriku/mm/agrihokuriku.html

■九州農政局では、地域で食料・農業・農村の振興や活性化に取り
組んでいる皆さんに、農林水産行政に関する情報や農林水産業に関
する情報をお届けするメールマガジンを発行しております。
配信を希望される方は、こちらをご覧ください。
http://www.maff.go.jp/kyusyu/mailmagazine/index.html

◆◇◆————————————————————————————
(編集後記)
東京では23日にソメイヨシノの開花宣言がありました。事務所の
近くには大きなベニシダレザクラの木があって、それは先週から咲
き始めています。有名な「三春滝桜」の子孫樹で、姉妹樹が国内各
地、台湾や東欧にもあるそうです。樹齢千年を超すと言われる親木
の花期は4月後半。
日は土地の気候によってずれながら、姉妹樹たちが日本中、世界中
のその土地その土地で春を告げて咲くことを想像すると、樹の生命
ってすごいなと思います。
(ぽにょ)
————————————————————————————◇◆◇

============================================================
[お知らせ]
■食品安全委員会e-マガジン第406号は、
平成27年4月1日(水)配信予定です。
============================================================
※このメールはシステムが自動発行しておりますので、返信メール
は受け付けておりません。
■食品安全委員会e-マガジンバックナンバー
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/back_number.html

■配信登録はこちら
[ウイークリー版＋読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7
[読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/entry/subscribers/insert?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b
[新着メール]
https://www.fsc.go.jp/newsreader/create

■配信中止・配信先変更はこちら
[ウイークリー版＋読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=35cca0985045a2091e101134e3a26be7
[読物版]
https://nmg.cao.go.jp/cao/cancel/subscribers/cancel?mag_id=e564c936d33a9581ec261adebd17991b
[新着メール]
https://www.fsc.go.jp/newsreader/cancel

■食品安全委員会からのご案内
http://www.fsc.go.jp/sonota/e-mailmagazine/e_oshirase_info.html

============================================================
[食品安全委員会e-マガジン］
編集:食品安全委員会e-マガジン編集会議
発行:内閣府食品安全委員会事務局情報・勧告広報課
〒107-6122 東京都港区赤坂5-2-20
赤坂パークビル22階
http://www.fsc.go.jp/