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食品安全委員会e−マガジン 第3号


食品安全委員会e−マガジン 第3号

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内閣府食品安全委員会事務局 発行 (毎週金曜日発行)
食品安全委員会e−マガジン 第3号   平成18年6月16日
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■ 目 次 ■

1.食品安全委員会などの会合結果
◇ 食品安全委員会の会合結果
◇ 専門調査会の会合結果

2.食品安全委員会からのお知らせ
◇ 食品安全委員会開催案内
◇ 専門調査会開催案内

3.食品安全委員会委員紹介               
食品安全委員会委員  中村 靖彦


★★★ 6月は「食育月間」です! ★★★


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1.食品安全委員会などの会合結果
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◆ 食品安全委員会の会合結果

第147回食品安全委員会
日時:平成18年6月15日(木) 14:00〜16:00
場所:食品安全委員会 大会議室
傍聴者数:51名

議事概要:以下のとおり。

(1)食品安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行う
ことが明らかに必要でないときについて(照会)

・食品健康影響評価を行うことが明らかに必要でないとき(飼料の安全性
の確保及び品質の改善に関する法律第3条第1項の規定に基づき定め
られた飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令別表第2の6の
飼料添加物一般の試験方法等に規定される「石綿」及び「石綿板」について
これを用いない形に改正すること)について検討
→農林水産省より説明。
→試験法の変更であり、規格そのものを変えるわけではないことから、「食品
安全基本法第11条第1項第1号の食品健康影響評価を行うことが明らかに
必要でないときに該当する」と決定した。

(2)食品安全基本法第24条に基づく委員会の意見の聴取について

・チョウ目害虫抵抗性及び除草剤グルホシネート耐性トウモロコシBt10
に係る食品健康影響評価について
→事務局より報告。
→「遺伝子組換え食品(種子植物)の安全性評価基準」に準じて安全性を
評価したところ、「現時点では安全性を評価することは困難であることから、
ヒトに対する安全性について、現時点では判断できない」と結論された。
また、米国産の飼料用トウモロコシについて、Bt10の混入率が1%以下の
許容基準を設定することについては、「リスク管理機関において適切な
管理措置を講じるべきと判断される」との審議結果を決定した。

(3)食品安全委員会が自ら行う食品健康影響評価について

→寺尾委員長代理から、企画専門調査会において審議の結果、食品
安全委員会が自ら行う食品健康影響評価について、「メキシコ、チリ、
中国産牛肉等に係る食品健康影響評価」を案件候補として選定したこと
を説明。
→事務局から報告。(企画専門調査会における審議結果、メキシコ、
チリ、中国におけるリスク管理の状況等、「主要国による牛海綿状脳症の
ステータス評価手法に関する情報収集と現状調査」について)
→本日の議論においては、自ら行う評価の取扱いについて結論を出すことは
せず、プリオン専門調査会の意見を聴いた上で、改めて食品安全委員会で
本件の取扱いについて議論することになった。

(4)米国産牛肉輸入問題に関する意見交換会の概要について(厚生労働省
及び農林水産省からの報告)

→厚生労働省、農林水産省から、各地での説明ぶりや会場で出された意見等
について報告。
→今後とも適宜リスク管理機関から報告を受けることとなった。

(5)その他

→ 食品安全委員会子供向けリーフレットについて事務局から報告。
http://www.fsc.go.jp/sonota/kids-leaflet.html

◆ 専門調査会の会合結果

第15回企画専門調査会
日時:平成18年6月14日(水) 10:00〜12:00
場所:食品安全委員会 大会議室

議事概要:以下のとおり。

(1)平成17年度食品安全委員会運営計画のフォローアップについて

→食品の安全性の確保に関する調査について、専門委員からの意見を
踏まえて記述を追加し、座長が確認した上で「平成17年度食品安全
委員会運営状況報告書(案)」に組み込んで委員会に報告することと
された。

(2)平成17年度食品安全委員会運営状況報告書(案)について

→食品の安全性の確保に関する調査について、専門委員からの意見を
踏まえて資料を追加し、座長が確認した上で委員会に報告することと
された。


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2.食品安全委員会からのお知らせ
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◆ 食品安全委員会開催案内

第148回食品安全委員会
日時:平成18年6月22日(木) 14:00より
場所:食品安全委員会 大会議室
議題:平成18年6月20日(火)18:00頃にホームページに掲載予定
http://www.fsc.go.jp/iinkai/iinkai_yotei.html

◆ 専門調査会開催案内

第38回新開発食品専門調査会(非公開)
日時:平成18年6月19日(月) 14:00より
場所:食品安全委員会 大会議室
議題
(1)特定保健用食品の食品健康影響評価について
・モーニングバランス
・ユトリアウォーター
(2)その他
http://www.fsc.go.jp/osirase/sinkaihatu_annai38.html

第26回リスクコミュニケーション専門調査会
日時:平成18年6月20日(火) 14:00〜16:30
場所:食品安全委員会 大会議室
議題
(1)三府省におけるリスクコミュニケーションに関する取組について
・講演「リスクコミュニケーションについて考えていること—ポジティブリスト制度
に関する意見交換会に参加して—(仮題)」
(順天堂大学医学部公衆衛生学教室助手 堀口逸子氏)
(2)効果的なリスクコミュニケーションの推進を図るための手法について
(3)その他
http://www.fsc.go.jp/osirase/risk_annai26.html

第36回プリオン専門調査会
日時:平成18年6月22日(木) 9:30〜12:00
場所:食品安全委員会 大会議室
議題
(1)OIE総会の概要
(2)米国産牛肉等の輸入手続停止をめぐる状況
(3)その他
http://www.fsc.go.jp/osirase/prion_annai36.html

第55回動物用医薬品専門調査会(非公開)
日時:平成18年6月23日(金) 10:00より
場所:食品安全委員会 中会議室
議題
(1)動物用医薬品に係る食品健康影響評価について
(2)その他
http://www.fsc.go.jp/osirase/doubutu_annai55.html
※開催案内は6月16日17:00現在のものです。


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3.食品安全委員会委員紹介   
食品安全委員会委員  中村 靖彦
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食品安全委員会委員の中村靖彦です。今日は、自己紹介を兼ねて日頃
感じていることを書いてみたいと思います。

私は、長いことNHKで仕事をしてきました。後半は解説委員として、農業・
食料の分野で取材をし、テレビやラジオで解説をしてきました。そして、
もともと文科系の人間です。理科系ではありません。食品安全委員会への
就任を依頼された時、それでも良いのかと尋ねましたが、そんな人間も
必要だと言われて引き受けました。

入ってみて感じたことは、理科系の学者たちが使う用語の難しさです。私は、
NHKで若い頃番組のディレクターをしていましたから、学者先生の説明を
いかにして分かりやすくするか、さんざ苦労した経験があります。学者は、
用語の言い換えなどを提案すると、そんなことをすると定義が曖昧になって
困る、と言います。番組を見たり聞いたりする人が全く分からないよりは、
少々曖昧になっても理解してもらう方が得だと言うのですが、なかなか同意
してもらえませんでした。

現在は、各専門調査会の評価書などに対して、いちいち難しいなどとコメント
する立場ではありませんが、分かりにくさを感じることは確かです。誰か、
理科系の分野にも詳しく語彙も豊富な、優秀な用語のトランスレーター(翻訳
者)が必要なのかもしれません。この3年間、率直に言って私にはそこまでの
力はありませんでした。今後に残る課題だと考えます。


★★★ ☆☆☆ 6月は「食育月間」です! ☆☆☆ ★★★

本年3月に策定された「食育推進基本計画」において、毎年6月を「食育
月間」と定め、国、地方公共団体、関係団体等が協力して、食育推進運動
を重点的に実施することとされました。

食品安全委員会においても、6月5日(月)に厚生労働省、農林水産省と
合同で 「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−リスクコミュニケー
ションはいかに食育に貢献できるか−」を開催したところです。

また、6月24日(土)には、内閣府と大阪府の共催で、第1回食育推進
全国大会が大阪市で開催され、食品安全委員会もこの大会の中で、パネル
展示などにより食品の安全性に関する情報提供を行います。

さらに、食品安全委員会の役割をわかりやすく説明した、食品安全委員会
子供向けリーフレット「科学の目で食品の安全を守ろう!」を発行しました。

このような食品に関するリスクコミュニケーションに積極的に取り組むこと
により、食育の推進に努めています。
 
・第1回食育推進全国大会(内閣府ホームページ)
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/suisin/index_zenkoku.html

・食品安全委員会子供向けリーフレット「科学の目で食品の安全を守ろう!」
http://www.fsc.go.jp/sonota/kids-leaflet.html

・「食品に関するリスクコミュニケーション(東京)−リスクコミュニケーション
はいかに食育に貢献できるか−」
http://www.fsc.go.jp/koukan/risk180605/risk-tokyo180605.html

・「食育月間」とは?(内閣府ホームページ)
http://www8.cao.go.jp/syokuiku/gaiyou.html

★★★☆☆☆☆★★★ ☆☆☆☆ ★★★☆☆☆☆★★★

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『編集後記』
じめじめとした季節になりました。これから夏に向かって増えてくるのが
食中毒。食品安全委員会のホームページにも食中毒の情報を掲載
しましたので、ぜひご活用ください。
http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html
食品安全委員会e−マガジン第4号は6月23日(金)配信予定です。
第4号では坂本元子委員のメッセージを掲載する予定ですので、
ご期待ください。

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〜ご利用にあたって〜
 当メールマガジンでは一部PDFを利用しております。
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http://www.iijnet.or.jp/cao/shokuhin/opinion-shokuhin.html

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今後の参考とさせて頂きます。

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 編集:食品安全委員会e−マガジン編集会議
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