Q&A詳細
評価案件ID | mob20110100011 |
タイトル | ノロウイルス感染予防に関する要望 |
公表日 | 2011年9月7日 |
問い合わせ・意見 | 近年、最も多数の食中毒感染者を出す原因のノロウイルスについては、厚生労働省ホームページなどで予防法や対処法が示されているが、食品衛生の現場で従事している当事者として十分でないと感じられる点があります。 私が特に気を付けていることは、 ①次亜塩素酸ナトリウムで消毒する際は最低10分は水拭きせずに放置すること ②処置に当たる人の靴の消毒を忘れないこと の2点です。 |
問い合わせ・意見分類 | 食品安全委員会活動一般関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | 食品安全委員会は、平成16年12月に、食中毒原因微生物を委員会が食品健康影響評価を行う案件として決定し、 ①食中毒原因微生物の評価指針の取りまとめ、 ②評価対象とすべき微生物の優先順位の検討及び ③個別の微生物の食品健康影響評価の実施を行うことについて微生物・ウイルス専門調査会に付託しました。 御指摘のノロウイルスについては、食品健康影響評価を行うべき優先順位の高いものの一つとして同専門調査会において審議が行われ、「原因別物質の食中毒患者数では依然最多の状況にあり、食品取扱者からの食品への二次汚染によると考えられる食中毒事例が増加していることが示唆されることから、今後、定量的リスク評価を行うために、更なる知見を得ていく必要がある」との結果が報告されたことから、引き続きデータ収集等に努めることとしたところです。 なお、食品安全委員会のホームページにおいて、ノロウイルス感染症の特徴や今後求められるリスク評価等について取りまとめた「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル及び今後の課題~食品中のノロウイルス~」を公表していますので、是非御活用ください。 今後とも、食中毒原因微生物に係る新たな知見・データの収集と分かりやすい情報提供に努めてまいります。 〔参考〕 ○食品安全委員会 「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル及び今後の課題~食品中のノロウイルス~」 http://www.fsc.go.jp/sonota/risk_profile/risk_norovirus.pdf 「ノロウイルス食中毒に注意しましょう」(平成22年12月1日更新) http://www.fsc.go.jp/sonota/norovirus.html |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | 厚生労働省では「ノロウイルスに関するQ&A」、「ノロウイルス食中毒対策(提言)」等を通じ、ノロウイルスの感染経路や食中毒発生状況に関する正しい知識の普及、感染予防対策等について情報提供を行うとともに、各都道府県等に対しても、関係者への指導及び食中毒調査の適切な実施等について通知しています。 また、「ノロウイルス食中毒対策(提言)」を踏まえ、「大量調理施設衛生管理マニュアル」を作成し、集団給食施設におけるノロウイルス食中毒対策を図っています。 ノロウイルスによる感染症や食中毒の要望等については、今後とも最新の科学的知見を踏まえた、正確で幅広い情報を国民に提供するよう努めてまいります。 〔参考〕 ○厚生労働省 「ノロウイルスに関するQ&A」 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#16 「ノロウイルス食中毒対策(提言)」 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/10/s1012-5.html 「大量調理施設衛生管理マニュアル」 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/manual.doc ○食品安全委員会 「食品健康影響評価のためのリスクプロファイル及び今後の課題~食品中のノロウイルス~」 http://www.fsc.go.jp/monitor/2202moni-saisyuhoukoku.pdf |
添付資料ファイル | - |