研究情報詳細

評価案件ID cho99920232208
評価案件 細胞培養技術を用いて製造される食肉のリスク評価手法に関する研究 (課題番号:JPCAFSC20222208)
資料日付 2024年3月31日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
事業概要 細胞培養技術を用いて製造される食品(いわゆる培養肉)の研究・開発が国内外で進められており、当該技術で製造される食品のリスク評価における基本的考え方を検討することは急務である。諸外国では当該食品の安全性確保のルール作りが検討されており、国によっては培養肉を評価したうえで製品の上市が開始され始めている。本研究では、当該食品の安全性評価に関し諸外国で検討されているリスク評価に関するガイダンス等の情報を収集し、培養肉の安全性評価を実施している行政当局や生産を行っている企業を訪問し意見交換を行った。これらの収集した情報を基に当該食品の特性を踏まえた危害要因(ハザード)を検討した。さらに実際にモデル培養肉を作成し、網羅的解析を行うことにより、培養肉の安全性評価に求められる項目に必要なデータの絞り込みを行った。モデル培養肉の実験では、培養肉の安全性評価に必要な情報をどのような手法により示したらよいかに関する知見を蓄積した。これらはわが国の培養肉のリスク評価の「基本的考え方」の方向性を示すことに貢献することができると考える。

(注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。
   本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。
事業名 食品健康影響評価技術研究
実施機関 食品安全委員会
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