研究情報詳細
評価案件ID | cho99920191803 |
評価案件 | 食品に非意図的に混入する微量化学物質のリスク評価へのin silico 評価手法の適用に関する研究 |
資料日付 | 2020年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | 本研究では、非意図的に食品に含まれる微量化学物質のリスク評価へのin silico評価手法の適用に向けた検証を目的として、器具容器包装関連物質を例として、Ames変異原性およびin vivo反復投与毒性について毒性試験情報の収集を行い、これまでに有用性が示唆されている各種のin silico評価手法を適用した評価を実施した。変異原性については、2種の(Q)SARソフトウェアを用いた評価を実施し、試験結果との比較を行った結果、偽陰性は2物質のみであり、規制目的の利用においては、十分適用可能であると判断された。一方、in vivo反復投与毒性については、カテゴリーアプローチおよび毒性学的閾値(TTC)の適用について検討を行った。カテゴリーアプローチの実施には、化学構造だけでなく、毒性発現メカニズムや代謝の類似性など様々な観点からのエキスパートによる評価が必要であり、実際の評価はケースバイケースであることや評価結果の信頼性(不確実性)をどのように判断するかが今後の課題であると考察された。一方、TTC評価に関しては、反復投与毒性試験のNO(A)EL値が得られた物質についてCramer分類を実施して検証した結果、各クラスの TTC値の有用性が示された。最終的に、本研究の検討で得られた知見をもとに「食品関連化学物質の安全性評価におけるin silico手法適用の考え方」(別添)を提案した。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |