研究情報詳細
評価案件ID | cho99920151502 |
評価案件 | 栄養成分・加工助剤に関するリスク評価方法の確立に関する研究(研究課題番号1502) |
資料日付 | 2016年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | 添加物のうち栄養成分及び加工助剤に関しては国際的には食品添加物とは分類されていない場合があり、それぞれの問題点や特殊性を考慮する必要がある。そこで、本研究班では我が国に適した栄養成分及び加工助剤のリスク評価手法の開発に資する指針案を策定することを目的とした。 栄養成分に関しては、ヒトにおける有害影響を判断する際の考え方やエビデンステーブル作成およびエビデンスレベル評価法、NOAEL(無毒性量)等が設定できない際のHOI(最大観察摂取量)の評価法とその取扱い方等をまとめた。食品健康影響評価は基本的に摂取量やヒトにおける知見を踏まえて総合的に行われることが望ましいと考えられ、ADI(一日摂取許容量)を設定するうえでのNOAEL やHOI、実験動物のデータ等の基本的な考え方を提唱した。また、本指針案を用いてビタミンD及びロイシンの食品健康影響評価のシミュレーションを行い、本指針案の改善点を洗い出した。 加工助剤に関しては、酵素における消化管内での分解性やアレルゲン性評価の考え方等を整理し、食品健康影響評価に関するばく露マージンの評価の考え方を提唱した。 本指針案にはいくつかの議論集約が出来ていない論点が残ったが、今後の栄養成分及び加工助剤に関する食品健康影響評価指針の策定に大いに役立つものと考えられた。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |