研究情報詳細

評価案件ID cho99920121008
評価案件 ナノ物質の経口暴露による免疫系への影響評価手法の開発(研究課題番号1008)
資料日付 2013年3月29日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
事業概要  本研究は、経口摂取されたナノ物質の健康影響のうち、腸管免疫系に対する免疫増強作用について調査研究することを目的とする。経口摂取されたナノ物質は、主に腸管から吸収されると考えられ、さらに貪食細胞である樹状細胞に取り込まれることにより、腸管免疫系への影響、中でも食品アレルギーに関与する免疫増強作用であるアジュバント作用が危惧されており、安全性評価手法の確立が望まれている。本研究では、腸管免疫系の培養細胞系を用い、ナノ物質のアジュバント作用を簡便にスクリーニング評価するin vitro測定法を確立し、ヒトが摂取する可能性の高いナノ物質について調査を行った。また、不明な点が多いナノ物質の食品中あるいは消化液中での挙動に関しても知見を集積し、安全性評価においては存在形態が重要であることを示した。

(注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。
   本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。
事業名 食品健康影響評価技術研究
実施機関 食品安全委員会
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