研究情報詳細
評価案件ID | cho99920090706 |
評価案件 | 腸管出血性大腸菌の牛肉を介したリスクに及ぼす要因についての解析(研究課題番号0706) |
資料日付 | 2010年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | "[主任研究者]所属:国立医薬品食品衛生研究所/氏名:工藤 由起子 腸管出血性大腸菌の牛肉を介した感染症のリスク評価のためには牛での保菌状況、牛および人由来株の病原性等の特徴、牛肉の消費過程での菌の動態の解析が必要とされている。国内の肉牛および乳牛での腸管出血性大腸菌の保菌を調査した結果、血清群0157など患者から分離される血清群の一部を牛が保有し、本菌保有率は乳牛より肉牛で高いことが判明した。また、牛および人由来株の遺伝子型および病原性を解析し、牛由来株の一部が人に病原性を示すこと、高病原性を示す株があることが判明した。この高病原性株を使用して、日本での腸管出血性大腸菌食中毒の主な原因食品である焼肉調理を想定し本菌の動態を解析した結果、加熱による菌数減少率や器具からの二次汚染率などが明らかになり、十分な加熱、調理器具からの加熱後の肉の汚染防止が食中毒防止に重要であることが示された。それら成果は食品健康影響評価のためのリスクプロファイル改訂に活用された。" (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |