研究情報詳細

評価案件ID cho99920090705
評価案件 予測微生物学的解析手法を用いた微生物学的リスク評価システムの開発(研究課題番号0705)
資料日付 2010年3月31日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
事業概要 [主任研究者]所属:(独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所/氏名:小関 成樹
 食品における微生物学的リスク評価を効率的・効果的に行うための支援システムを開発し、論文化の上、公開した。具体的には、リスク評価に必要不可欠な各種の食中毒菌挙動を効率的かつ確実に検索・収集可能とする従来にない操作性と検索容易性を備えたデータベース(Microbial Responses Viewer
, MRV)を開発した。また、食中毒菌を食事とともに摂食した場合の、胃内における食中毒菌の死滅を予測するシミュレータを開発した。さらに、実際の食品(鶏挽肉とマグロすき身)における食中毒菌の種々の保存温度における詳細な増殖挙動データを蓄積し、それらを元にして数理モデルを構築した。開発したモデルによって、変動温度環境下における食中毒菌数および食品常在菌数の同時予測と予測菌数の取り得る確率分布の推定を可能とした。これらのデータベースと予測モデルとの連携は効率的かつ適切なリスク評価の遂行に資する。

(注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。
   本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。
事業名 食品健康影響評価技術研究
実施機関 食品安全委員会
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