研究情報詳細
評価案件ID | cho99920090701 |
評価案件 | 遺伝子多型ラットを用いたペルオキシソーム増殖剤のヒト発がんリスクの評価法の開発(研究課題番号0701) |
資料日付 | 2010年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | "[主任研究者]所属:弘前大学/氏名:土田 成紀 グルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST) M1遺伝子がNC型であるラットのペルオキシソーム増殖剤(PP)に対する低感受性は、PP活性化受容体(PPAR)αの内因性リガンド(hydroxyepoxyeicosa-trienoic acid , HEETなど)の産生低下によること、ヒト肝でもHEETの産生系は低下、分解系は増加し、その低感受性がNC型ラットと類似すること、NC型ラットが、ヒト肝でのPPのリスクを評価するモデルとなることを明らかにした。高感受性のKS型のラット肝では、肝前がん病変の出現に先行して、ペルオキシソームのニ頭酵素(BE)の強い誘導が起きること、この誘導は、ヒストンアセチル化などエピジェネテイックな機構によること、PPによるラット肝発がん過程はBE陰性化とGST-A4発現との2段階に分けられることを明らかにした。これらの結果から、NC型ラットではBEの誘導が低く、前がん病変ができる前の状態にとどまっていると考えられた。" (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |