研究情報詳細
評価案件ID | cho99920080606 |
評価案件 | 生食用カキに起因するノロウイルスリスク評価に関する研究(研究課題番号0606) |
資料日付 | 2009年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | [主任研究者]所属:国立感染症研究所/氏名:西尾 治 2004年のノロウイルスによる食中毒患者は食中毒患者総数の45%を占め、食材としては生カキが最も重要であり、その対策が急務である。本研究ではカキからノロウイルス検出の高感度検出法を開発した。生食用カキのノロウイルス汚染は小児等におけるノロウイルス感染者数に大きく影響を受け、河口域からの距離に関連性が見出され、調査用カキを海域に設置するモニタリングは汚染状況の把握に有効である。市販生食カキのノロウイルス汚染濃度と食中毒発生との関連性が示唆される等のリスク評価のための多くの基礎データを集積した。生食カキのリスク軽減には、各養殖海域に負荷されるウイルス量、海域のリスクの予測、漁場の管理、浄化法、モニタリング検査などのリスク管理を総合的に行い、養殖海域に適したリスク軽減策が必要と考えられた。カキの以外のノロウイルス食中毒は調理従事者による食品汚染が多数を占めていた。 〔食品安全委員会の本研究課題に対する事後評価・総合コメント〕 目標以上の成果が得られた。食品中のノロウイルスの高感度検出法開発をはじめ汚染・感染実態の解明等が行われた。本研究で開発された手法や知見をノロウィルスに関する食品健康影響評価に活用が期待される。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |