研究情報詳細
評価案件ID | cho99920080604 |
評価案件 | vCJDリスク評価のための効果的BSEサーベイランス手法に関する研究(研究課題番号0604) |
資料日付 | 2009年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | [主任研究者]所属:国立医薬品食品衛生研究所/氏名:山本 茂樹 BSurvE法を用いて、日本国の2007年における有病率が100万頭当たり2頭程度と推定した。BSE感染の数理モデルを構築し、飼料規制が完全に機能している場合について、感染牛は2002年に根絶され、陽性検体は2013年以降に一頭以下になることを予測した。検査月齢を変更した場合の、感染牛のうち食肉になるもの、および食肉中に含まれる感染価の期待値の性・品種別割合を試算した。結果として、全頭検査と21ヶ月齢以上検査の場合で、ほとんど差が無いことがわかった。日本人のvCJD罹患のリスクの推計を行った。vCJDの平均潜伏期間やその分散を逆計算法と最尤法により推定する手法を用いた結果、2007年までにvCJDに罹患したと考えられる人数は約0.07人と推定された。輸血による患者発生の可能性は帰国後10年以内に1名程度と推測された。外科手術を通しての感染は、感染者の帰国後15年以内に0.1名程度と推測された。 〔食品安全委員会の本研究課題に対する事後評価・総合コメント〕 目標以上の成果が得られた。ヒトのvCJD発生の解析がなされ、今後のBSE対策に活用が期待される。今回の成果について広く国内外にフィードバックすることが望まれる。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |