研究情報詳細
評価案件ID | cho99920070505 |
評価案件 | 免疫細胞生物学的・構造生物学的手法を用いた食品成分のアレルギー発現性評価法の研究(研究課題番号0505) |
資料日付 | 2008年3月31日 |
分類1 | --未選択-- |
分類2 | --未選択-- |
事業概要 | [主任研究者]所属:東京大学大学院農学生命科学研究科/氏名:八村敏志 本研究では、食品のアレルギー発現性とその評価法について検討した。まず、世界で初めて魚アレルゲンに対するT細胞株を患者末梢血から樹立した。また、 魚・鶏卵アレルゲンについて、患者のT細胞により認識される部位を含むペプチドを同定した。また、牛乳・卵アレルゲン上の抗体による認識部位についてNMRによる網羅的な構造解析を行ったところ、ペプチドとしての特定の二次構造は観察されなかったが、一方で、ペプチド化されたアレルゲンが抗体による認識の際に大きく構造変化することが見出された。また、卵アレルゲン特異的T細胞抗原レセプタートランスジェニック(TCR-Tg)マウス由来T細胞を用いて、アレルギー誘発性の細胞評価系を確立し、食品添加物について評価した。さらに、TCR-Tgマウスに卵白飼料を摂取させるという動物実験系について、食物アレルギーモデルとしての有効性を示し、添加物のアレルギー誘発性の評価を行った。 (注)この報告書は、食品安全委員会の委託研究事業の成果について取りまとめたものです。 本報告書で述べられている見解及び結論は研究者個人のものであり、食品安全委員会としての見解を示すものではありません。 |
事業名 | 食品健康影響評価技術研究 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |