調査情報詳細

評価案件ID cho20250060001
評価案件 食品安全に関する国民の意識の推移を把握するための手法の確立に向けた基礎的調査
資料日付 2025年3月31日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要  食品安全委員会は、最新の科学的知見に基づきリスク評価を行っているところ。その一方で、昨今、ソーシャルメディアの普及もありアクセス可能な情報は増えており、多種多様な情報が氾濫している。このため、科学的に正確な食品安全の情報を判別することが困難になっており、国民のリスク認識と科学的知見を踏まえた実際のリスクとの間のギャップが懸念されている。 
 国民の安全で健やかな食生活を実現するためには、食品安全に係る消費者の理解増進を図り、行動変容につなげる必要があり、これに向けて、食品安全委員会はリスク管理機関と共にリスクコミュニケーションを効果的に推進していくことが極めて重要である。そのためには、最新の科学的な知見に基づく情報を正しく伝えることはもとより、食品安全に関する様々なハザードや話題について、国民の認知や理解の状況及びその経時的な推移について継続的に把握することが求められる。
 食品安全委員会は、これまでも食品安全モニターに対するアンケート調査や、「リスクコミュニケーションの評価手法等に関する調査」(平成 19 年度)、「食品安全委員会が行うリスクコミュニケーションに関する意識調査」(令和 2 年度)を行ってきた。 しかし、事件事故等による意識の変化や新しいハザードへの関心の程度や、リスクは高いものの国民の関心は大きく下がっている可能性のあるハザードの把握等ができていないとの指摘もあり、幅広い国民における食品安全に対する認知やリテラシーについて、経時的に把握する手段が欠けていたという懸念がある。
 このような状況も踏まえ、情報提供やコミュニケーョンの優先度が高い食品安全上の話題を明らかにし、社会的な関心も考慮したリスクコミュニケーションの基盤となる情報を得るため、食品安全に関する国民のリスク認知やリテラシーの実態を経時的に把握できる調査(以下「本調査」という。)の適切な設計が不可欠である。これに向けて、令和6年度に、必要な課題や方向性を明らかにするための国内外の既存の関連調査の情報整理と予備調査の提案を行う。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
添付資料ファイル