調査情報詳細

評価案件ID cho20220020001
評価案件 野生動物由来の食肉中のハザードに関する調査
資料日付 2022年3月31日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要 食品の流通におけるグローバル化や日本人の食生活の多様化に伴い、国内で流通・消費される食肉は、従来、食用目的で飼養・生産される家畜由来のものにとどまらず、野生動物由来の食肉を食用とする実態がある。例えば、国内ではシカやイノシシなどを農作物被害対策の一環として、食用(いわゆるジビエ)として利活用する取り組みも拡大している。
野生動物には、家畜のような飼養管理や公的検査が実施されていないこと等もあり、保有するハザード(細菌、ウイルス、寄生虫等)の実態(宿主、汚染状況等)については未解明な部分が多く、将来の食品健康影響評価等を検討するに当たって、体系的な関連情報の収集及び整理が行われていない状況にある。
 さらに海外においては、日本国内では一般に食用に供されていない野生動物が市場で取引されるなどの実態もあるとされており、これらについては、今後、輸入食品として国内でも流通・消費される可能性もあることを考慮すると、それらの野生動物由来の食肉中のハザードの実態についても網羅的に把握しておくことも必要である。
このような背景から、本調査では、今後、食品健康影響評価等を行うにあたり、参考となる国内外で捕獲・食用とされている野生動物由来の食肉中のハザードの実態に関する情報について文献を収集し、要約・整理・分析することを目的とする。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
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