調査情報詳細

評価案件ID cho20210020001
評価案件 疫学研究で得られた用量反応データへのベンチマークドーズ法の適用に関する調査
資料日付 2021年3月31日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要 ベンチマークドーズ(Benchmark Dose: BMD)法は、動物試験や疫学研究で得られた化学物質のばく露量と、当該物質によりもたらされる影響の発生の頻度又は量との関係(用量反応関係)全体に、数学的関数(数理モデル)を当てはめて得られた関数(用量反応曲線)から、バックグラウンド反応から一定の反応量の変化(Benchmark Response: BMR)をもたらす化学物質のばく露量であるBMD及びその信頼区間を算出する方法である。食品安全委員会では、令和元年10月、同法のさらなる活用に向けて、食品健康影響評価において動物試験で得られたデータに同法を適用する場合のガイダンスを策定したところであり、令和3年度以降、評価技術企画ワーキンググループにおいて、疫学研究で得られたデータ(以下「疫学データ」)に同法を適用する際の考え方や手順をガイダンスとして整理した。
 しかしながら、疫学データにBMD法を適用する手順等の標準化に当たっては、研究対象集団、ばく露量の推定方法、交絡因子の調整内容等データの妥当性を確認する手順、BMRの設定の考え方等多くの論点が存在する。このため、上記ガイダンスの作成に当たっては、海外のリスク評価機関等が、疫学データにBMD法を適用する際の考え方や手順等を整理した資料や、疫学データにBMD法を適用した事例に関する資料等が有用な情報となりうるものの、それらの内容を網羅的に整理した情報はない。
 このような状況を踏まえ、本調査においては、疫学データへのBMD法の適用に関する資料を網羅的に収集、整理し、食品安全委員会が同法のさらなる活用を図る上での基礎情報を得ることを目的とした。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
添付資料ファイル