調査情報詳細

評価案件ID cho20170040001
評価案件 カンピロバクター属菌及びノロウイルスのリスク評価の検討に関する調査
資料日付 2017年3月15日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要  カンピロバクター属菌又はノロウイルスに起因する食中毒事例は、近年、食中毒統計の事例数で上位を占めている。食品安全委員会では、平成18年10月にリスクプロファイルとして「鶏肉を主とする畜産物中のカンピロバクター・ジェジュニ/コリ」をとりまとめ、平成21年6月に「鶏肉中のカンピロバクター・ジェジュニ/コリ」を、自ら行う食品健康影響評価(自ら評価)としてとりまとめた。また、ノロウイルスに関しては、リスクプロファイルとして、平成18年10月に「カキを主とする二枚貝中のノロウイルス」を、平成22年4月に「食品中のノロウイルス」をそれぞれとりまとめた。
 カンピロバクター属菌及びノロウイルスについては、平成26年度の企画等専門調査会において自ら評価案件候補とされたものの、自ら評価案件として選定されず、「一義的にはリスク管理機関において取り組むべき課題であるが、食品安全委員会としても状況の改善に向け、リスク管理機関と積極的に意見交換を行い、今後の方策について検討を行う」との審議結果がとりまとめられた。
 その後、リスク管理機関とカンピロバクターの研究事業に関する意見交換会を開催し、今後も定期的にカンピロバクターに関する情報及び研究結果等を共有する機会を設けることで合意した。
 食品安全委員会において、カンピロバクター属菌及びノロウイルスについて今後の方策の検討を行うためにも、最新の知見を踏まえたリスクプロファイルの更新を行い、現状の課題を明らかにする必要がある。
 このため、リスク管理機関における研究内容を考慮しつつ、前回評価又はリスクプロファイルとりまとめ以降の国際機関・諸外国等の評価書及び文献等について、収集・整理を行い、リスクプロファイルの項目ごとに分析・整理を行う。また、カンピロバクター属菌又はノロウイルスの食品衛生対策に精力的に取り組んでいる欧州又はニュージーランド等におけるリスク低減対策の実施状況、その効果が確認可能な汚染状況、患者発生状況の経年的な変化等について、公表情報の収集・整理を行う。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
添付資料ファイル