調査情報詳細
評価案件ID | cho20160010001 |
評価案件 | 畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査(鶏肉中の大腸菌、腸球菌及びサルモネラ) |
資料日付 | 2016年3月15日 |
分類1 | 調査事業情報 |
分類2 | 報告書 |
事業概要 | 現在実施している抗菌性物質を家畜等に使用することにより選択される薬剤耐性菌に対する食品健康影響評価を円滑に行うためには、食品由来の薬剤耐性菌の出現実態を把握することが非常に重要である。 国際的な取組としては、WHO(世界保健機関)が薬剤耐性統合サーベイランスに関する専門家グループ(AGISAR: Advisory Group on Integrated Surveillance of Antimicrobial Resistance)を組織し、農場からヒトまでの薬剤耐性菌の発生動向調査の国際的な調和の検討、得られた情報の共有化の促進等を行っている。 国内では、食品安全委員会の薬剤耐性菌に関するワーキンググループにおいて、国内での農場、食品、ヒトにおける包括的なモニタリング体制の構築の必要性が指摘されており、農林水産省ではJVARM(Japanese Veterinary Antimicrobial Resistance Monitoring System)により家畜由来耐性菌の、厚生労働省ではJANIS(Japan Nos-ocomial Infections Surveillance)によりヒト由来耐性菌の調査が行われているが、食品由来耐性菌の調査は行われていなかった。 このため、食品安全委員会では、畜水産食品における薬剤耐性菌の出現実態調査について、平成17年度に同調査のプロトコルを作成し、平成18年度から20年度にかけて国産の牛肉及び豚肉由来の大腸菌及び腸球菌並びに国産の鶏肉由来の大腸菌、腸球菌、サルモネラ及びカンピロバクターについて調査を行った。 さらに、平成25年度には、これまで調査が行われていなかった国産の牛肝臓、豚肝臓及び平成19年以降のデータがない鶏肉由来のカンピロバクターについて調査を行い、平成26年度においては、牛及び豚ひき肉由来の大腸菌、腸球菌及びサルモネラについて調査を行っているところである。しかしながら、鶏肉由来大腸菌、腸球菌及びサルモネラについては、平成18年度のデータのみであることから、最近の動向について調査を行う必要がある。 このため、平成27年度においては、鶏肉由来の大腸菌、腸球菌及びサルモネラについて調査を行う。 |
事業名 | 食品安全確保総合調査 |
実施機関 | 食品安全委員会 |
添付資料ファイル |