調査情報詳細

評価案件ID cho20150030001
評価案件 毒性学的懸念の閾値(TTC)を用いたリスク評価手法に関する調査
資料日付 2015年2月27日
分類1 調査事業情報
分類2 報告書
事業概要  合成樹脂製器具・容器包装には、原料モノマー、触媒、添加剤など多種多様な化学物質が含まれ、それらの化学物質が微量ではあるが、食品中に移行する可能性がある。
 近年、海外では、食品中の微量化学物質について、毒性学的懸念の閾値(TTC)の概念を用いたリスク評価手法が検討されており、食品包装材料(再生プラスチック材料を含む)などのリスク評価に適用されているところである。
 我が国においては、器具・容器包装に用いられる合成樹脂のリスク評価法の検討を行っているところであり、合成樹脂(再生材料を含む)から食品中に移行する可能性がある微量化学物質について、毒性学的データが十分でない場合も含めて、化学構造と毒性の相関を踏まえたTTCの概念を適用することが可能かどうか検討する必要性が高まっている。
 このため、食品用器具・容器包装のリスク評価手法の開発に資するために、合成樹脂を中心に、米国、EU等における最新のリスク評価手法、その科学的根拠とされる文献等、TTCに関する最新の科学的知見、化学物質の暴露量の推定方法、既存の化学物質毒性データベースの内容及び、必要に応じて参考となるTTC適用事例(香料等)を調査し、収集した情報を整理するとともに、既存の化学物質毒性データベースの活用の可能性、TTCの概念の適用可能性を判断する方法及びTTCの概念を適用可能/不可能な化学物質の範囲を検討する。
事業名 食品安全確保総合調査
実施機関 食品安全委員会
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