Q&A詳細

評価案件ID mob07018000068
タイトル 口蹄疫の防疫体制について
公表日 2011年3月29日
問い合わせ・意見 宮崎県での口蹄疫発症拡大の経緯やその対応についての評価、さらに今後の課題を纏めた調査報告書が公表されたが、韓国等口蹄疫発生の現状を鑑み、再発防止のための早急な対応を希望する。
問い合わせ・意見分類 その他
コメント元 農林水産省
コメント (平成22年12月分)
この度は、口蹄疫の発生予防、防疫対応等につきまして、貴重なご意見ありがとうございました。
 4月に宮崎県で発生しました口蹄疫に対する、国および県の発生前後の対応につきましては、第三者よりなる「口蹄疫対策検証委員会」において検証が行われ、昨年11月24日に報告書をとりまとめていただきました。その中で、国と県との連携不足、初動対応や水際防疫等についての課題をあげていただき、これらの課題を踏まえ、今期国会に家畜伝染病予防法改正法案を提出する等、抜本的な防疫強化に取り組んでまいります。さらに、都道府県と協力し防疫演習を行い、危機管理体制の強化に努めてまいります。
 また、アジアの近隣諸国においては、口蹄疫や鳥インフルエンザ等の発生が継続しており、国際的な人や物の往来が増加していることから、日本へ口蹄疫等が侵入する危険性は依然として高い状態にあります。農林水産省は、我が国への口蹄疫等の家畜伝染病の侵入防止対策として、
  ① 口蹄疫等の発生国からの家畜・畜産物の輸入停止措置
  ② 発生国からの入国者・車両を対象とした靴底消毒・車両消毒
  ③ 稲わらや動畜産物の適切な輸入検疫
等を実施しております。
   また、今般、韓国において口蹄疫の発生が継続していることを受け、
①地方空港を含め出国エリアや航空機内等における旅客への注意喚起のための アナウンス
②検疫探知犬を活用した抜き打ち検査 
③ 航空機内で発生した残飯の処理施設に対する全国的な立入検査
など、更に動物検疫の強化を進めています。
 今後とも、家畜伝染病の発生予防およびまん延防止体制の強化に努めてまいりますので、家畜衛生の推進にご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。

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