Q&A詳細
評価案件ID | mob07018000031 |
タイトル | 「工場野菜」の取り扱いについて |
公表日 | 2010年10月20日 |
問い合わせ・意見 | 植物工場野菜が清浄な野菜として注目されてきている。人工照明、栽培溶液など新しい技術で栽培された植物であることから、遺伝子組換え作物と同様に安全性についての科学的な分析が必要ではないだろうか。 |
問い合わせ・意見分類 | その他 |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成22年7月分) 施設園芸の一つである植物工場は、生育環境を高度に制御することにより、農作物の周年安定供給が可能な施設であり、①閉鎖環境で太陽光を使わずに環境を制御して周年・計画生産を行う「完全人工光型」のタイプのほか、②温室等で太陽光の利用を基本として、夏季の高温抑制技術等により周年・計画生産を行う「太陽光利用型」のタイプもあります。 植物工場で生産される農産物は、虫や異物の混入が少ないといったメリットがあるとされています。また、露地栽培と同様、農薬取締法、食品衛生法等の関係法令を遵守する必要があります。農林水産省では、農業生産における食品安全や環境保全等のため、農業生産工程管理(GAP)の導入推進を図っていますが、その中で、植物工場の多くで採用されている水耕栽培においては、特に培養液の適正管理に注意することとしています。 また、生産された農産物の栄養成分については、環境制御によってビタミン等が高まるという研究データもあります。農林水産省では、植物工場で生産される農産物に関して、消費者への的確な情報提供を図る取組を行う全国団体を支援しています。 |
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