Q&A詳細

評価案件ID mob07014000010
タイトル 特定保健用食品の安全性評価について
公表日 2009年12月25日
問い合わせ・意見 特定保健用食品の安全性評価は、「原則として、当該食品中の関与成分について安全性の評価を行うものとする。」としている。今回のDAGにおけるグリシドール等不純物の問題も踏まえ、食品の安全性評価では不純物も考慮した評価が必要ではないだろうか。特定保健用食品の安全性評価の考え方の再評価をお願いしたい。
問い合わせ・意見分類 新開発食品関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成21年10月分)
特定保健用食品の安全性評価は、原則として関与成分について行うとしていますが、in vitro注1及び動物を用いたin vivo注2試験を行うにあたっては、製品に配合又は添加される原材料や製剤(関与成分のほか、不純物等その他の成分が含まれている。)について行っています。さらに、ヒト試験として製品そのものを検体とした安全性試験を行い、食品健康影響評価を実施しています。
また、「特定保健用食品の安全性評価に関する基本的考え方」(平成16年7月21日新開発食品専門調査会決定)では「当該食品又は関与成分の製造・加工方法等についても確認し、評価対象物質の特定(推定)、濃縮、抽出等による当該食品又は関与成分の組成等の変化や、製造・加工過程中での危害要因の混入等の可能性等について検討することも重要である。」としており、その時点での科学的知見に基づいて評価を実施しています。
なお、特定保健用食品に関する評価を実施した後に新たな科学的知見が得られた場合は、健康増進法に基づき、再評価を実施することとしています。

注1 ラテン語で、「試験管内で」という意味。in vivoの対義語で、生体内で営まれている機能や反応を試験管内など生体外に取り出して、各種の実験条件が人為的にコントロールされた環境で起きている反応・状態という意味で使われます。
注2 ラテン語で、「生体内で」という意味。生化学や分子生物学などの分野で、in vitroとは異なって各種の条件が人為的にコントロールされていない生体内で起きている反応・状態という意味で使われます。

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