Q&A詳細
評価案件ID | mob07013000013 |
タイトル | 遺伝子組み換え動物について |
公表日 | 2011年3月29日 |
問い合わせ・意見 | 米国で、遺伝子組換えにより成長を早めたサケが開発され、承認の動きが進んでいるそうです。拙速な輸入はしないで、日本独自でもきちんと安全性を確認し、食品表示を消費者が理解できる形で行い、情報を丁寧に伝えてほしい。 |
問い合わせ・意見分類 | 遺伝子組換え食品等関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | (平成22年12月分) 遺伝子組換え食品については、品目ごとに安全性の審査を受けることが法律(食品衛生法)で定められており、遺伝子が組換えられたサケについて、リスク管理機関から食品安全委員会に評価要請されることとなれば、最新の科学的知見に基づき客観的かつ中立公正に審議を行うこととなります。 なお、食品安全委員会では、遺伝子組換え食品の食品健康影響評価を遺伝子組換え食品等専門調査会において、主に、遺伝子組換えによって新たに付け加えられた全ての性質と、遺伝子組換えによって他の悪影響が生じる可能性がないかという点について、これまでに食べられてきた食品(非遺伝子組換え食品)と比較して審議を実施しています。 また、遺伝子組換え食品については、DVD「遺伝子組換え食品って何だろう?」を作成する等、国民の皆様に対する正確な情報提供に努めているところです。なお、DVDソフトにつきましては、食品安全委員会のホームページから閲覧することができます。無料で貸し出し(送料のみご負担)もしておりますので、御活用いただければと考えています。 〔参考〕 ○食品安全委員会 「遺伝子組換え食品って何だろう?」 http://www.fsc.go.jp/osirase/1903dvd-idensi.html 「食品安全委員会DVDライブラリー」 http://www.fsc.go.jp/osirase/2010dvd-kashidashi.pdf |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成22年12月分) 輸入・販売等を行おうとする遺伝子組換え食品について、食品衛生法に基づく安全性の審査を経ることが義務化されており、専門家により構成された食品安全委員会において最新の科学的知見に基づいて評価がなされます。遺伝子組換えサケについても同様の審査が必要となります。 〔参考〕 ○厚生労働省 「遺伝子組換え食品の安全性について」(パンフレット) http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/qa/pamph06.html |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成22年12月分) 我が国では、カルタヘナ法に基づき、遺伝子組換え作物等が我が国の野生動植物等に影響を与えないよう管理しています。 当該遺伝子組換えサケを国内で養殖するためには、他の遺伝子組換え生物と同様に、養殖を開始する前に審査を受ける必要があります。 事業者等から当該サケを養殖したいと申請があれば、環境への安全性(生物多様性への影響がないこと)を確保する観点から、 ①組み込まれた遺伝子が野生動物の間に広まらないか。 ②当該動物の非組換え体と比べて、繁殖能力が高い等、野生動物に与える影響が大きくないか。 ③当該動物の非組換え体と比べて、有害な物質を生産する可能性が大きくないかの3点について審査します。 その結果、生物多様性に影響を与えないと認められる場合のみ、養殖が認められます。 なお、この審査を経て、国内で承認された遺伝子組換え体以外は生きたままでの輸入は禁止されています。 |
添付資料ファイル | - |