Q&A詳細
評価案件ID | mob07012000015 |
タイトル | ルバーブの葉に含まれるシュウ酸について |
公表日 | 2010年10月20日 |
問い合わせ・意見 | ルバーブの葉はシュウ酸を多く含み食用にはならないことはあまり知られていないように思う。シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害する。大量に摂取しない限り、死に至ることはないと思うが、自然毒の恐ろしさがあまり伝わっていないように思える。 |
問い合わせ・意見分類 | かび毒・自然毒関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | (平成22年7月分) 食品安全委員会では、食品の安全性の問題等について知識と理解を深めることが大切であると考えており、各地での講演等の機会に、じゃがいもに含まれる危害要因であるソラニンなどを例として、「食品にゼロリスクはない」ことを前提として、リスクをどのように考えていったらよいのかということを、リスクコミュニケーションの重要なメッセージの一つとしてお伝えしています。 このほか、食品安全委員会のホームページの「キッズボックス」のコーナーでは、食品に関する基本的な情報などをお子さんと一緒に考えてもらえるよう、イラストなどを用いて説明していますが、「食材は、自然のままなら安全なの?」では、じゃがいもや青梅等の身近な食材について、調理法によっては害になることを説明しています。 なお、ルバーブの茎は、何の問題もなく安心して摂取できるが、ルバーブの葉による食中毒事例がある等の情報をベルギー連邦フードチェーン安全庁が公表しており、食品安全委員会のホームページにも掲載しています。 〔参考〕 ○食品安全委員会 「食材は、自然のままなら安全なの?」 http://www.fsc.go.jp/sonota/kids-box/kids8.pdf 「ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、 ルバーブの葉の毒性及びその毒性に及ぼす加熱調理の影響に関する科学委員会の意見書を公表」(平成18年9月18日) http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu01610010344 ○独立行政法人国立健康・栄養研究所 「シュウ酸について」 http://www.nutritio.net/question/FMPro?-db=question-bbs.fp5&-format=detail.htm&-lay=main&-sortfield=hatugenid&-sortorder=descend&delete==&-max=1&-skip=1&-find= ○独立行政法人農林水産消費安全技術センター 「消費者相談事例集」 http://www.famic.go.jp/hiroba/anzen_anshin_qa/consumer_consultation_case/answer/a_yasai.html |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成22年7月分) 植物性食中毒については、通常食用としない園芸植物を食べることや食用植物に似ている有毒植物を誤って摂取することにより発生しています。有毒植物の鑑定には専門的な知識が必要ですので、素人判断による喫食は非常に危険です。 なお、厚生労働省ホームページにおいて、食中毒に関与する有毒植物の特徴や有毒成分等の情報について掲載し、植物性自然毒注意喚起を行っています。 また、各都道府県等や各保健所等においても、有毒植物に関する普及啓発や情報提供を行っていますので、各機関にお問い合わせ下さい。 〔参考〕 ○厚生労働省 「自然毒のリスクプロファイル」 http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/index.html |
コメント元 | 農林水産省 |
コメント | (平成22年7月分) 農林水産省は、ホームページ「安全で健やかな食生活を送るために 知識があればこわくない!天然毒素」において、天然毒素による中毒を予防するために役立つ情報提供を行っており、ジャガイモ、アジサイ、キンシバイ(巻貝)に関する情報を掲載するとともに、フグ、スイセン、クワズイモ等、いろいろな動植物が毒素を持っていることを紹介しています。 今後も、間違って食べると食中毒を引き起こす動植物や、適切に調理をしないと食べられない動植物について引き続き情報を収集し、ホームページなどを通じてわかりやすく提供してまいります。 〔参考〕 ○農林水産省 「安全で健やかな食生活を送るために 知識があれば怖くない!天然毒素」 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin.html |
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