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評価案件ID mob07012000010
タイトル ソラニンの中毒の発現量について
公表日 2008年4月1日
問い合わせ・意見 ジャガイモに含まれるソラニンの中毒の発現量について教えてください。
問い合わせ・意見分類 かび毒・自然毒関係
コメント元 食品安全委員会
コメント (平成16年7月分)
ソラニンはジャガイモの発芽部や緑色部分に含まれる有毒な物質(ステロイド系アルカイド配糖体、C45H73NO15)として古くから知られているものです。
 典型的な中毒症状としては、食後数時間後に発症し、腹痛、胃腸障害、虚脱、めまい、ねむけ、軽度の意識障害があります。
 ソラニンの中毒の発現量に関してですが、文献(注1)によれば、ヒトの中毒量は25mg、致死量は400mgとの指摘があります(ウサギの経口試験によるLD50(半数致死量)(注2)は、450mg/体重kg)。

(注1)「食中毒(細貝祐太朗、松本昌雄監修)中央法規」による。
(注2)LD50は化学物質の急性毒性の指標で、実験動物集団に経口投与等により投与した場合に、一定日数以内にその実験動物集団の50%が死に至る量をいいます。 <!--PAUSE-->
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