Q&A詳細
評価案件ID | mob07005000001 |
タイトル | 食品添加物の安全性について |
公表日 | 2008年3月13日 |
問い合わせ・意見 | 食品添加物の安全性や必要性に疑問を感じる。普段の食生活において、どの程度の食品添加物を摂取しているか等、消費者にも十分な情報提供を望む。 |
問い合わせ・意見分類 | 食品添加物関係 |
コメント元 | 食品安全委員会 |
コメント | 食品添加物は、原則として、人の健康を損なうおそれがないものとして厚生労働大臣が定めたもの以外の使用は認められていません。有効性があり、かつ、安全性が確認されたものが指定されています。 厚生労働省は、新しい食品添加物の指定に当たり、食品安全委員会にリスク評価を要請します。食品安全委員会は、急性毒性試験、慢性毒性試験、繁殖毒性試験、発がん性試験、遺伝毒性試験等による科学的なデータに基づき、生涯にわたり毎日摂取し続けたとしても健康への悪影響を生じないと推定される一日当たり、体重1kg当たり摂取量、すなわち「一日摂取許容量(ADI)」の設定などを行います。この評価結果に基づき、厚生労働省は、食品添加物を指定し規格基準を設定します【指定添加物】。 また、現在使われている食品添加物には、このような審議を経て指定されたもののほかに、長年の食経験などから判断して認められているものがあります。これらについては、厚生労働省において規格基準の設定や安全性試験が継続して行われています【既存添加物】。 さらに、食品添加物として使用が認められた後も、厚生労働省では、スーパーなどで販売されている食品を購入し、その中に含まれている食品添加物の量を分析し、国民が食品添加物を一日にどれくらい摂取しているかを調査しています。また、国内に流通する食品等については(輸入品も含め)基準に合った添加物が使用されているかどうか検査等による確認が行われています。 複数の食品添加物を使用することへの不安が寄せられますが、食品安全委員会では、平成18年度に食品添加物の複合影響に関する情報収集調査を行い、食品添加物の複合影響について国内外の文献を通じて最新の科学的知見を収集・整理しました。その結果、多数の添加物が使用されていても、実際に健康影響が起こりうる可能性はきわめて低いと考えられるとの結論が得られています。現在使用が認められているもののように蓄積性がなく、ADIの考え方を基本として個別にリスク評価とリスク管理が行われている添加物は、その複合影響についても安全性が十分に確保されていると考えられます。 <!--PAUSE--> |
コメント元 | 厚生労働省 |
コメント | (平成20年1月分) 食品添加物は、食品の製造の過程において、加工又は保存の目的で食品に意図的に加えられ、食品とともに人が摂取するものであり、安全性が十分確認されたものであることが必要です。このため、食品衛生法第10条により、食品添加物については、天然香料等を除き、人の健康を損なうおそれがないものとして厚生労働大臣が定める場合を除いては製造及び使用等が禁止されております。 新しい食品添加物の使用を認めるに当たっては、食品安全委員会において食品健康影響評価を行い、その評価を踏まえ、添加物としての検討を行い、必要に応じて使用できる食品や使用量の限度についての基準(使用基準)等を定め、食品添加物の安全性を確保しています。また、古くから使用が認められているものについても、最新の科学的知見に基づき、必要に応じて安全性を確認しています。 また、普段の食生活の中で、実際にどの位の添加物を摂取しているかを把握するため、食品添加物一日摂取量実態調査(マーケットバスケット方式)を行っています。本調査結果から、実際の添加物摂取量は概ねADIの値(一日摂取許容量)を大きく下回っていることが明らかとなっています。 食品添加物の規制については、厚生労働省の下記のホームページで御覧いただけますので、御参照下さい。http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syokuten/index.html <!--PAUSE--> |
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