食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06761020505
タイトル スイス連邦食品安全獣医局(BLV)、「人獣共通感染症及び集団食中毒のモニタリングに関する報告書-2025年データ」を公表
資料日付 2026年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スイス連邦食品安全獣医局(BLV)は7月2日、「人獣共通感染症及び集団食中毒のモニタリングに関する報告書-2025年データ」を公表した。概要は以下のとおり。
・要約(※抜粋)
 2025年には、最も一般的な人獣共通感染症病原体によって引き起こされた疾病は、ヒトで症例数が横ばいとなったものもあれば、わずかに増加したものもあった。
 当該調査対象年において、カンピロバクター症は依然として、ヒトで群を抜いて最も多く記録された人獣共通感染症である。検査室診断によるカンピロバクター症の確定症例が合計で8,654例報告され、前年(8,269例)比でわずかに増加した。全体として、過去10年間において、変動はあるものの、高い水準で安定した傾向が認められる。
 サルモネラ症については変化がみられなかった。サルモネラ症は引き続き、2025年にスイスで2番目に多く記録されている人獣共通感染症であり、検査室診断によるヒトの確定症例2,280例(2024年:2,257例)が報告された。これは人口10万人当たり新規感染25.1例という届出率に相当する。しかし、過去10年間と比較して、症例数の増加が認められる。この増加が、実際に症例数が増加したことによるものなのか、あるいはマルチプレックスPCR法の使用が増え、検査数の増加により、検出頻度が高まったことによるものなのかは、まだ分かっていない。スイス国民の旅行の増加、並びに近年の卵の消費量の増加も、考えられる原因として挙げられている。(中略)
 2025年には合計1,433例が報告され、近年ヒトで観察されている志賀毒素産生性大腸菌(STEC)による感染症のわずかな増加が続いている(2024年:1,382例)。これは、人口10万人当たり新規症例15.8例という届出率に相当し、1999年の報告義務導入以来記録された最も高い届出率である。この持続的な増加が、より頻繁な症例の検出を可能にするマルチプレックスPCR法で行われた検査の件数増加によるものかどうかを述べるのは難しい。
 2025年には、リステリア・モノサイトゲネスによる感染症が53例報告された(2024年:51例)。全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、24例が1つのクラスターに分類され、2つのクラスターについて感染源を特定することができた。(中略)
 スイスでは、近年、集団食中毒の件数は比較的安定している。2021年以降、その件数は年間37~43件である。2025年には、当局は72件の集団食中毒を報告しており、これは過去の年に比べて大幅に多い件数である。660人以上が罹患し、そのうち少なくとも21人が入院し、2人が死亡した。これらの集団食中毒はすべて1つの州に限定されていた。この集団食中毒件数の増加は必ずしもスイスの状況の悪化を反映するものでなく、むしろ認識がより高まったと結論することもできる。
・その他の重要な人獣共通感染症
 当該調査対象年には、ヒトの野兎病について合計154例が報告され、すなわち人口10万人当たり1.7例であり、これは前年(2024年:193例)比で減少となった。マダニによる刺咬が、主な感染経路であった。
 2025年には、急性Q熱(コクシエラ症(coxiellose))の症例が139例報告され、これは人口10万人当たり1.5例という届出率に相当し、前年(145例)比で横ばいとなった。これらの症例はスイス全土に分布しており、1つの集団発生に起因する可能性はなかった。主な伝播経路は、感染性の粉塵の吸入、又は感染動物との直接接触である。
 当該報告書(54ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.blv.admin.ch/dam/fr/sd-web/ZRLkHlWIscJa/Rapport%20Suisse%20sur%20les%20Zoonoses%202025.pdf
地域 欧州
国・地方 スイス
情報源(公的機関) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
情報源(報道) スイス連邦食品安全獣医局(BLV)
URL https://www.blv.admin.ch/fr/augmentation-des-toxi-infections-alimentaires

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