食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06760950475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ソーシャルメディア上に見られる激辛食品を喫食するという挑戦(チャレンジ)の危険性について注意を喚起
資料日付 2026年7月21日
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分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は7月21日、ソーシャルメディア上に見られる激辛食品を喫食するという挑戦(チャレンジ)の危険性について注意を喚起した。概要は以下のとおり。
 近年、ソーシャルメディア上に、激辛食品や「世界一辛い唐辛子」を喫食するという挑戦(チャレンジ)が現れている。特に青少年における中毒事例が、毒物管理センターによって複数記録されている。これらの中毒は、大抵の場合軽症であるが、一部の人においては重症となる場合もある。これらの事例は、こうしたチャレンジをしないようにすること、そして若者にその危険性について注意を促すことの重要性を改めて思い起こさせるものである。
1. 非常に辛い食品の摂取に伴うリスクは何か?
 カプサイシンは、唐辛子に天然に含まれる化学物質であり、灼熱感とぴりっとした辛味をもたらす。その濃度は、唐辛子の品種によって大きく異なる。
 カプサイシンを大量に摂取すると、口だけでなく、食道・胃も含め、消化器系全体に痛みを引き起こす。また、吐き気や嘔吐、下痢、肛門の灼熱感、さらには排便時のひりひりする痛みを引き起こすこともある。摂取した者は、高血圧、動悸に見舞われることもあり、さらには意識を失う場合もある。
 唐辛子のきいた食品が皮膚に触れると、皮膚の発赤を誘発することがある。目に入ると、目の充血、流涙、あるいはより重大な損傷を引き起こす可能性がある。
 耐性は人によって異なる。小児、及び消化器系や心臓の疾患のある人は、特にカプサイシンに対する感受性が高い。カプサイシンは、アレルギー反応を引き起こす可能性もある。
2. 記録された中毒事例の3分の1は、青少年に関わっている
 2023年には、軽度の心奇形があった14歳の米国人少年が、激辛ポテトチップスを摂取した後、心肺停止により死亡した。
 フランスでは2021年~2025年に、124人の人々が、唐辛子のきいた食品又は料理の摂取後に症状が出たため、毒物管理センターに電話した。その3分の1は10~15歳の青少年であり、青少年及び成人の事例の39%が、チャレンジ中に中毒を起こした。アレルギーの既往歴がある女性1人を除き、中毒はいずれも軽症であった。当該女性は、チャレンジの際、唐辛子のきいたポテトチップスを摂取した後、顔及び喉の腫れを呈した。女性は直ちに治療を受け、抗ヒスタミン薬とコルチコステロイドによる治療で症状は治まった。
3. 消費者を保護する
 2023年以降、カプサイシン含有量が過剰である、あるいは表示が不適合であることから、健康に対するリスクがあるとして、6つの食品が欧州市場から撤去された。
 欧州食品安全機関(EFSA)は現在、カプサイシンの摂取と関連するヒトの健康に対するリスク評価を実施している。本評価により、消費者をより適切に保護するために、カプサイシン含有量の高い食品に対する規制を強化することが可能となる。
4. 辛い食品の摂取後に、灼熱感がある場合はどうすればよいか?
・脂肪性食品(乳製品(牛乳、ヨーグルト、アイスクリーム)や食用油)で口をすすぐ。でんぷんの豊富な食品(パン、ジャガイモ、米)も、灼熱感を軽減させる。
・カプサイシンは水に溶けないため、水や炭酸飲料は飲まないこと。
・浮腫や呼吸困難が生じた場合は、直ちに15番(※訳注:緊急医療救助サービス(SAMU))又は112番(※訳注: 欧州共通緊急電話番号)、聴覚障害のある人は114番に電話すること。
・それ以外の場合、痛みが続く又は悪化する場合は、毒物管理センターに電話する、あるいは医師の診察を受けること。
 当該関連記事(Vigil'Anses 29号-2026年7月)(4ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。
https://www.anses.fr/system/files/capsaineVigilAnses_N29-FR.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/defis-pimentes-un-phenomene-de-mode-dangereux

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