食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06760102535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、ビスフェノールA(BPA)に関するCOTポジションペーパーへの補足声明書を公表【1/3】 (3/4) |
| 資料日付 | 2026年7月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 3 / 4 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760101535) Dongら(2023)(文献10)の研究は、感受性のあるMRL/lprマウスモデルにおいて、BPAばく露が全身性エリテマトーデス(SLE)の発症に寄与することを示唆した。BPAへのばく露と炎症反応を検討した他の複数の研究においても、炎症に対する感受性の高い(動物)モデルが用いられている。感受性マウス系統におけるSLE発症及びマウス喘息モデルにおける肺機能の低下を、真のアピカル・エンドポイント(apical endpoint)とみなすべきかどうかは明らかではない。さらに、マウスの疾患モデルはヒトの状態を必ずしも反映するものではないことから、これらの結果のヒトへの適用可能性も不明である。また、免疫学的エンドポイントを評価した研究のすべてが、経済協力開発機構(OECD)の試験ガイドライン又は優良試験所規範(GLP)に従って実施されたわけではない。したがってCOTは、これらの研究はエビデンス全体を補強するものではあるが、いくつかの限界があり、BPAの真の影響を実証しているかどうかは不明であると判断した。 Th17細胞は炎症の指標又はマーカーとして広く確立されているが、炎症は多数の要因によって引き起こされるため、Th17細胞の変化に基づくアピカル・エンドポイントがどのような形で現れるのかは不明である。これまでのところ、ヒトのばく露レベルに関連するBPA濃度において、そのような中間エンドポイント(すなわちTh17細胞の増加)が最終的な影響(すなわち炎症反応/影響)へと進展することを示した研究は存在しない。加えて、BPAばく露と有害な免疫学的エンドポイントを結び付ける有害転帰経路(AOP)も確立されていない。 COTは総じて、中間エンドポイントがHBGVを導出するのに十分な信頼性をもつかどうかについて疑問を呈した。特に、Th17細胞の割合の増加が、BPAの新たなHBGV導出に利用できる科学的に妥当かつ堅牢な中間エンドポイントであるというEFSAの見解には同意しなかった。利用可能なデータを総合的に評価した結果、COTは、Th17細胞の変化がヒトにおいて一貫して有害な免疫影響又は炎症反応につながることを示す十分なエビデンスが欠如していると結論した。したがって、免疫学的影響は、BPAの有害な健康影響を予測する根拠として科学的に正当化できないと判断した。さらに、エンドポイントに関する不確実性を踏まえると、HBGVの基礎となる、より信頼性が高く妥当なエンドポイントを導出するためには、より広範なデータセットを対象として、より堅牢なWoEアプローチ及び透明性の高いエビデンス統合を適用すべきであると結論した。 (文献1) EFSA (2015), Scientific Opinion on the risk to public health related to the presence of bisphenol A (BPA) in foodstuffs. EFSA Journal, 13(1), 3978. https://doi.org/10.2903/j.efsa.2015.3978 (文献2) EFSA (2023), Re-evaluation of the risk to public health related to the presence of bisphenol A (BPA) in foodstuffs. EFSA Journal, 21(4), 6857. https://doi.org/10.2903/j.efsa.2023.6857 (文献3) BfR (2023), Bisphenol A: BfR proposes new health based guidance value, current exposure data are needed for a full risk assessment. BfR Opinion No 018/2023. https://doi.org/10.17590/20230419-114234-0 (文献4) RIVM (2014), Bisphenol A. Part 1. Facts and figures on human and environmental health issues and regulatory perspectives. RIVM Report 601351001/2014. https://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/601351001.html (文献5) RIVM (2016), Bisphenol A. Part 2. Recommendations for risk assessment. RIVM Report 2015-0192. http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/2015-0192.pdf (文献6) F. M. Ogo et al., (2018), Bisphenol A Exposure Impairs Epididymal Development during the Peripubertal Period of Rats: Inflammatory Profile and Tissue Changes. Basic and Clinical Pharmacology and Toxicology, 122 (2), 262-270. https://doi.org/10.1111/bcpt.12894 (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760103535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://www.gov.uk/government/publications/supplementary-statement-to-the-cots-position-paper-on-bisphenol-a-bpa/supplementary-statement-to-the-cots-position-paper-on-bisphenol-a-bpa |
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