食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06760061175
タイトル スペイン科学技術最高評議会(CSIC)、家庭での実際の低温保存条件下における、食品包装材料に含まれるビスフェノールAを含む4種類の化学物質群が魚類へ移行する現象を初めて分析した研究結果を紹介 (後半2/2)
資料日付 2026年6月11日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06760060175)

 本研究では、成人、幼児(ninos)及び乳児を対象として、これらの添加剤の摂取によるばく露評価を取り入れている。各人口集団が、魚類を介して摂取しているプラスチック添加剤の量を推定するため、研究者らは、魚類から検出された各物質の濃度のデータと、スペインにおける生鮮魚類の消費量に関する公式データを組み合わせた。次いで、その結果を、各集団の平均体重(生後6~12か月の乳児では5 kg、1~3歳の幼児では12 kg、成人では70 kg)で除し、これら3つの消費者プロファイルにおける体重1 kg当たりの推定一日摂取量を得た。最後に、(この推定一日摂取量を、)EFSAなどの国際機関が設定した参照値と比較することにより、リスクを算出した。
 本研究の結果は、プラスチック包装材料に保存された魚類が、購入直後の生鮮魚類と比較して、より高いばく露レベルを表していることを示している。リスクに関する最も高い推定値が認められたのは、堆肥化可能なトレイに入れて30日間冷凍されたメルルーサであった。一方、最も低いリスクのシナリオは、プラスチック袋に入れて冷蔵保存した場合であった。
 分析されたシナリオのほぼ半数が、設定されているリスクの閾値を超過した。この超過は、主に、ビスフェノールAの存在によって測定されたものであり、ビスフェノールAは、リスクに関する指標のほぼ100%を占めた。対照的に、検出されたそれ以外の汚染物質の寄与は、ごくわずかであった。
 「魚類の摂取によるばく露のみを考慮しても、ビスフェノールAに関する勧告値を上回る。しかも、他の食品の摂取、並びに吸入及び経皮接触によるばく露も考慮に入れると、ばく露レベルはさらに高くなることを念頭に置く必要がある」と、本研究の共著者であり、IDAEA-CSIC所長のEthel Eljarrat氏は指摘する。
 「食品安全に関する評価及び食品接触材料の設計においては、家庭での実際の保存条件がより多く考慮されるべきであることを、本研究は示している。ビスフェノールAなどの化合物、及びDEHAなどの一部の代替可塑剤は、食品への高い移行率を示しており、特に注意を払う必要がある」とEljarrat氏は付け加える。「市場に投入されつつある新たな添加剤の健康影響評価も実施できるよう、毒性学的データを早急に整備する必要がある。」
 この文脈において、欧州連合(EU)は2024年、食品接触材料におけるビスフェノールAを含むビスフェノールの使用を、段階的に制限する新たな規則を採択した。この規則は、2025年1月に施行され、全面適用に向けた36か月の移行期間が設けられている。著者らは、これらの化合物の代替化、及び新たな代替化合物の評価を継続して進めていくことの重要性を強調する。
 本研究詳細は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160412026002199?via%3Dihub
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) スペイン科学技術最高評議会(CSIC)
URL https://www.csic.es/es/actualidad-del-csic/los-envases-transfieren-aditivos-plasticos-al-pescado-guardado-en-la-nevera-o-el-congelador

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