食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06750830150
タイトル 欧州議会、持続可能な農業におけるイノベーションを推進するための植物に対する新たなゲノム技術に関する新たなルールについてプレスリリースを発出
資料日付 2026年6月17日
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概要(記事)  欧州議会は6月17日、持続可能な農業におけるイノベーションを推進するための植物に対する新たなゲノム技術に関する新たなルールについてプレスリリースを発出した。概要は以下のとおり。
 欧州議会は、気候や害虫に対して抵抗性を有し、収量を増加させ、農薬の使用量をさらに低減できる新たな植物へのアクセスを促進する新たなルールを採択した。
 新たなゲノム技術(NGTs)に関する改正されたルールは、2025年12月に欧州議会及び理事会の間で暫定的に合意されていた。
 欧州連合(EU)の新たなルールは、植物の作出手法ではなく、最終的な遺伝学的形質に基づき規制する方向への転換を示すものである。NGTにより改変された植物は、異なる法的義務を課される、以下の2種のカテゴリーに分けられることとなる。
 ・ NGT-1:本カテゴリーは、限定的な部位数及び種別の変化を有する植物が対象となり、それらの変化は、従来育種法からも生じ得た変化である。NGT-1ステータスの基準を満たすことが確認されると、当該植物は従来植物と同等に扱われる。
 議会の要請を踏まえ、除草剤耐性の付与、又は、殺虫性物質の産生を目的として操作された植物は、NGT-1植物とは認められない。
 ・ NGT-2:本カテゴリーは、より広範囲にわたり、あるいは、より複雑に遺伝子を改変した植物を対象とする。当該植物は、厳格な既存の遺伝子組換え生物(GMO)に関するルールが適用され、かつ、リスク評価の対象となる。当該植物は、欧州連合域内において商業化される前に認可を得なければならない。
 本ルールは、欧州産の植物及び輸入植物の双方に適用される。NGT植物から製造された複数の製品が、既に、EU域外では市場にて入手可能となっているか、あるいは、その開発が進められている。例として、グルテン低含有小麦、病原体抵抗性ジャガイモ、干ばつ耐性トウモロコシが挙げられる。
《トレーサビリティ・表示・加盟国に対するオプトアウトの選択肢》
 NGT-2植物に対しては、完全なトレーサビリティ及び表示が引き続き義務として課され、EU諸国は、EUにおいて栽培が認可された場合であっても、その栽培の制限又は禁止が許可される。
 NGT-1植物を含有する、又は、それに由来する植物栽培品種は、公開されるEUのデータベースに収載され、農業従事者が十分な情報に基づき選択できるよう、種子の包装や繁殖資材の全てにNGT-1である旨の表示が義務付けられる。
 NGTの利用を持続可能性に関わる特性(気候耐性や害虫抵抗性等)を有する植物の開発に向けて誘導するため、この規則では、NGT植物が持続可能性に及ぼす影響の監視が義務付けられる。
《有機植物》
 有機生産においてNGT植物は認められないが、技術的に不可避であるNGT-1植物の含有により、不遵守であるとは判断されない。欧州委員会は、この規則が、有機事業者に対し、行政上・経済上・実務上の負荷を生じさせるか否かを評価する予定である。これには、当該事業者自身の認識、消費者の認識の双方に関わる負担が含まれる。
《知的財産権及び特許》
 自然界にて発生する、あるいは、生物学的手法(biological means)により作出された形質及び配列は除外として、NGTsについて特許を取得することが可能となる。欧州議会の議員は、市場の寡占化を防止する安全措置を追加し、さらには、農業事業者が種子を自ら採種・保管し再播種する権利を保持できるよう、農業事業者に対して適切な価格及び公正なアクセスを確保するための安全措置を追加した。
《今後の措置》
 本規則は、EU官報掲載日から20日後に施行され、その2年後から適用される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 欧州議会
URL https://www.europarl.europa.eu/news/en/press-room/20260611IPR45215/new-genomic-techniques-for-plants-to-boost-innovation-in-sustainable-agriculture

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