食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06750480314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、「抗生物質コリスチンに対する細菌の耐性は、動物だけでなくヒトにとっても重要な問題である」と題する、コリスチンに関するQ&Aを公表
資料日付 2026年6月17日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月17日、「抗生物質コリスチンに対する細菌の耐性は、動物だけでなくヒトにとっても重要な問題である」と題する、コリスチンに関するQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
 2021年8月3日版からの変更点:全面的な見直し、更新、及び参考資料の追加。
コリスチンは、主に獣医療において感染症の治療に用いられる抗生物質である。しかし、2015年11月、細菌がコリスチン耐性を他の細菌に伝達できる新たなメカニズムが発見された。この科学的知見は、家畜飼養における同抗生物質の使用だけでなく、コリスチン耐性の拡大についても議論を巻き起こした。以下では、BfRがコリスチンに関するよくある質問に回答する。
Q1. コリスチンとは何か?
A1. コリスチンはポリミキシン系に属するポリペプチド系抗生物質である。この抗生物質は主に獣医療の分野で使用されており、細菌性腸疾患をはじめとする各種感染症の治療に用いられている。
Q2. コリスチン耐性とは何か?
A2. ある抗生物質が特定の細菌に対して効かなくなった場合、その細菌は当該有効成分に対する耐性を獲得したことになる。コリスチン耐性とは、細菌の増殖を阻害するために必要な有効成分コリスチンの最小濃度が、定められた閾値を上回っている状態を指す。欧州抗菌薬感受性試験委員会(EUCAST)によると、培地1リットルあたり2 mg(mg/l)以上のコリスチン濃度下でも増殖し続ける大腸菌(E. coli)及びサルモネラ属菌は、コリスチン耐性であるとみなされる。
Q3. 今日の獣医療におけるコリスチンの重要性とは?
A3.(略)
Q4. ヒトの医療においてコリスチンは頻繁に使用されるのか?
A4.(略)
Q5. コリスチン耐性は新しい現象なのか?
A5.(略)
Q6. 動物からヒトに伝播する可能性のある病原体(人獣共通感染症の病原体)において、コリスチンに対する耐性が頻繁に観察されるか?
A6. 人獣共通感染症のモニタリングの一環として、2010年以降、ドイツ連邦政府及び各州により、人獣共通感染症病原体及び動物の腸内に自然に生息する微生物(共生菌)におけるコリスチン耐性が体系的に調査されている。2010年から2015年の期間において、コリスチン耐性菌の割合が最も高かったのは、七面鳥肉(11.7%)及び鶏肉(6.0%)の食品チェーンから検出された大腸菌であった。2024年には、七面鳥肉由来の分離株の5.2%、鶏肉由来の大腸菌分離株の1.6%がコリスチン耐性を示した。豚肉及び牛肉由来の分離株については、2021年の調査時点でコリスチン耐性は確認されなかった。ドイツでは、繁殖用家きん及び乳製品において、これらの耐性遺伝子はこれまで検出されていない。検査の結果、コリスチン耐性が確認された大腸菌分離株のうち、BfRで調査された分離株の大部分は、伝達可能なmcr-1遺伝子を有していた。2014年以降、肥育用七面鳥及び肥育用鶏において、と殺時点での大腸菌のコリスチン耐性の割合は著しく低下している。食肉用子牛及び食肉用豚については、2014年の時点で既にと殺時において散発的にしか確認されていなかった。
 食肉用動物及び食品中の微生物の耐性に関する最新のデータは、以下のURLから入手できる(※補足1)。
 コリスチン耐性は、他の腸内細菌でも観察されている。サルモネラ属菌の場合、この細菌がヒトに病気を引き起こす性質を持つため、ヒトにとって直接的な重要性を持つ。ここでも、この耐性の割合に関する情報はZooNotifyのウェブサイトで閲覧可能であるが、ほとんどの検体材料において、検査された分離株の数は少ない。
 このタイプの耐性遺伝子は、他の細菌(例:Citrobacter属、Klebsiella属、Acinetobacter属など)でも散発的に検出されており、異なる属の細菌間での伝播の可能性を裏付けている。しかし、これらの細菌については、健康な動物及び食品に対する日常的な検査において、耐性の有無は検査されていない。
Q7. 消費者は、食品に含まれる薬剤耐性菌からどのように身を守ればよいか?
A7. 薬剤耐性菌に対しては、食品の輸送、保管、調理における衛生対策が防護手段となる。例えば、生の肉は、食べる前に中心部まで少なくとも2分間、70℃まで加熱すべきである。生肉を扱う際は、手や道具(包丁、まな板など)を介して細菌が他の食品に付着しないよう、細心の注意を払う必要がある。
 BfRは、「消費者向けアドバイス:家庭での食中毒予防」(※補足2)というリーフレットを公表しており、そこには食品の取り扱いに関する最も重要な衛生規則がまとめられている。このリーフレットに記載されているアドバイスは、耐性菌と感受性菌のいずれにも等しく適用される。
Q8. コリスチンやその他の抗生物質は畜産において予防的に使用することが許可されているのか?
A8.(略)
Q9. ヒトの医療及び獣医療におけるコリスチンの使用に関する特別な規則が存在するのか?
A9.(略)
(※補足1)ドイツのフードチェーンにおける人獣共通感染症病原体の検出・発生及びその薬剤耐性データに関するポータルサイト「ZooNotify」は以下のURLから閲覧可能。
https://zoonotify.bfr.berlin/?locale=de
(※補足2)「消費者向けアドバイス:家庭での食中毒予防」は以下のURLから閲覧可能。
https://www.bfr.bund.de/publikationen/verbrauchertipps-schutz-vor-lebensmittelinfektionen-im-privathaushalt/
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/fragen-und-antworten/thema/fragen-und-antworten-zum-antibiotikum-colistin-und-zur-uebertragbaren-colistin-resistenz-von-bakterien/

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