食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06740930108
タイトル 米国環境保護庁(EPA)、動物実験廃止に向けた新たな取り組み開始を公表
資料日付 2026年6月2日
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概要(記事)  米国環境保護庁(EPA)は6月2日、動物実験廃止に向けた新たな取り組み開始を公表した。概要は以下のとおり。
 動物実験を廃止するという公約の実現に向け、EPAは本日、時代遅れで時間がかかり、非人道的な動物実験を、より迅速で人道的、かつヒトの健康との関連性がより高い最新科学へと置き換えるための、2つの重要な措置を講じた。
 EPAは、5年ぶりに、有害物質規制法(TSCA)及び連邦殺虫剤・殺菌剤・殺鼠剤法(FIFRA)に基づく化学物質評価において、動物実験の代替となる最先端の試験法(New Approach Methods(NAMs)としても知られる)のリストを更新した。また、EPAは研究者、企業、その他のステークホルダーが、農薬及び化学物質評価での採用に向けてNAMsを提案できるよう簡素化された手続きを導入する。
 EPAは、ウサギ、マウス、ラット、イヌなどの脊椎動物を用いた試験を削減するため、高品質な代替手法の開発と実装を優先しており、規制要件との整合を図るとともに、ゴールドスタンダードとされる高水準の科学を推進し、「Make America Healthy Again(米国を再び健康にする)」に向けた取り組みを前進させている。
 TSCAは、化学物質を評価する際に科学的に適切な場合は常にNAMsを使用し、脊椎動物(特に哺乳類)を用いた試験を削減、改善、または代替することをEPAに求めている。ヒト細胞モデルや高度なコンピューターベースの手法を含む最新のNAMsは、EPAが危険性とばく露をより迅速に特定するのに役立ち、多くの場合、実験動物ではなく人間により関連性の高い結果をもたらす。これらのツールはコストと時間を削減し、動物の使用を減らし、化学物質が体内でどのように作用するかについてのより明確な洞察の提供に寄与する。その結果、より迅速で透明性の高い安全性の判断が可能となり、家族、労働者、地域社会をより適切に保護しながら、企業に明確で最新の見通しが提供される。
 EPAは、産業界、研究者、その他のステークホルダーがTSCAの試験要件を遵守するために利用する同庁の承認リストに、外部の権威ある機関による13件の新たなNAMsを追加している。リストに新たに追加されたものには、以下が含まれる。
・再構築されたヒト細胞を用いて眼への危険性を評価する新しい手法
・3次元ヒト細胞ベースの組織モデルを使用して光毒性を評価する手法
・経済協力開発機構(OECD)の検証を受けたin chemico及びin vitro試験データの組み合わせて、潜在的な皮膚感作性の危険性、皮膚感作性の強さ、及び定量的なPoint of Departure(POD)(訳注 用量反応評価の起点)を特定する手法
 EPAは直近では2021年にNAMsリストを更新している。当該リストを更新し、さらに定期的に更新することを明言することにより、EPAは、同庁が認識する手法に関する定期的な更新を期待する産業界に確実性を提供するとともに、透明性を高め、ステークホルダーが新たに特定された手法を把握しやすくしている。
 EPAはまた、研究者、企業、非政府組織(NGO)、その他のステークホルダーが、農薬及び化学物質の評価における利用に向けてNAMsを提案できる、簡素化された手続きを開始している。ステークホルダーは、最先端の科学、実際のデータ、及び特定の化学物質や使用状況に適合した目的適合型の手法を提供することで、データのギャップを埋め、評価の精度向上に貢献する。採用された手法はEPAのNAMsリストに追加される。
 この開かれた、ゴールドスタンダードに基づく科学主導の枠組みは、信頼性の高い代替手法の選択肢を拡充し、透明性を向上させ、動物試験を削減するとともに、より明確で、迅速かつ予見可能な化学物質の安全性判断を実現し、イノベーションと米国の競争力の強化に貢献する。
 EPAはnam@epa.gov宛に送付された初回の提出内容を審査した上で、有望な提案については提出者に対し、当該NAMに関する詳細な情報を記載するための包括的な書式の提出を求め、その後、EPAの科学者によって評価を行う予定である。
1. なぜ重要なのか
- 動物実験の廃止に向けて:NAMsは、質を犠牲にすることなく動物の使用を削減・置換することで、人道的な科学を進展させるものであり、質を損なうことなく、むしろ多くの場合で質を向上させる。
- より迅速で、より優れた保護:NAMsは結果をより迅速に提供し、多くの場合、ヒトとの関連性も高いため、EPAが実際のリスクをより早期に把握し、労働者、地域社会、及び消費者の保護に役立つ。
- イノベーションを促進する明確性:検証された手法からなる充実したツール群は、産業界に規制上の予見可能性をもたらし、より安全な製品設計を促進するとともに、米国の科学的リーダーシップを強化する。
2. 新規NAMSを提案する方法
 EPAは、化学物質の安全性の未来を築く科学者、企業、及びイノベーター(innovators)からの提案を求めている。手続きは簡便である。
ステップ1 ? 概要の提出:手法の簡単な説明とその検証状況をnam@epa.gov宛にメールで送付する。
ステップ2 ? 詳細な説明の提出:EPAが提出内容を検討する場合、提出者は当該NAMに関する科学的根拠を含む詳細な情報を記載するための包括的な書式の記入を求められる。この内容は、EPAの科学者によって評価される。
 EPAの専門家は、各手法について、科学的妥当性(関連性、信頼性、透明性、再現性、目的適合性)と、特定の農薬及び化学物質のリスク評価や各種評価指標への適合性を検討する。
 更新されたNAMsリストの閲覧、提案手続きの詳細の確認、または脊椎動物を用いた試験を削減するためのEPAの幅広い取り組みについては、EPAの「代替試験法及び戦略のリスト」のウェブページ(URLは下記)を参照のこと。
https://www.epa.gov/assessing-and-managing-chemicals-under-tsca/list-alternative-test-methods-and-strategies-or-new
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/環境保護庁(EPA)
情報源(報道) 米国環境保護庁(EPA)
URL https://www.epa.gov/newsreleases/trump-epa-takes-new-action-eliminate-animal-testing

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