食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06740781545
タイトル 英国健康安全保障庁(UKHSA)、2025年版の健康安全保障リスク評価(HSRA)を公表 (後半2/2)
資料日付 2026年6月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) (前半の内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06740780545)

(2)国内産の汚染食品に起因する集団食中毒の発生/胃腸疾患/志賀毒素産生性大腸菌(STEC)
・背景と現状
 有害な細菌に汚染された食品を摂取すると、発熱、腹痛、下痢、吐き気、及び嘔吐などの症状を伴う疾患を引き起こす可能性がある。STECは、食中毒を引き起こす細菌の一種である。稀に、腎不全の原因となり得る溶血性尿毒症症候群(HUS)と呼ばれる重篤な病態に至る場合がある。STEC集団感染は、通常、汚染された生鮮農産物や加熱不十分な食肉を摂取することによって発生する。英国においても過去に小規模な集団感染が発生しており、2011年のドイツをはじめ、諸外国ではより大規模な事例が発生している。
・合理的に想定し得るワーストケースシナリオ
 本シナリオでは、英国の大規模なサラダ工場における不適切な管理が、サラダの消費量が増加する夏季において、非加熱喫食用調理済みサラダのSTEC汚染を招いている。当該サラダは広範囲に流通し、集団感染が検知される前に消費される。今回の集団感染を引き起こしているSTECの菌株は病原性が高く、HUSを含む重篤な合併症のリスクが高い。結果として、3か月間で、数百例のHUS及び少数の死亡例を含む、4,000症例が発生する。HUSの急増は、透析が必要となるため、腎臓病棟に大きな負担をかけることになり、特に小児科の腎臓病棟は少数であるため、幼児が最もリスクが高い。サラダ製品の保存可能期間が短いこと、また英国において栽培期間が限られることは、本シナリオの影響を低減する主たる要因になると考えられる。
・対応と軽減(略)
・主要な人口集団への不均衡な影響(略)
(3)輸入汚染食品に起因する集団食中毒/胃腸疾患/Salmonella Typhimurium
・背景と現状
 有害な細菌に汚染された食品を摂取すると、発熱、腹痛、下痢、吐き気、及び嘔吐などの症状を伴う疾患を引き起こす可能性がある。S. Typhimuriumは、サルモネラ症と呼ばれる食中毒の原因となる細菌の一種である。同細菌は、生肉、卵、及び乳製品を含む食品から一般的に検出される。イングランド及びウェールズでは、毎年約9,000例のサルモネラ症の症例が報告されている。
・合理的に想定し得るワーストケースシナリオ
 本シナリオにおいて、S. Typhimuriumを保菌する牛から搾乳された乳は、加工工程の前に汚染される。海外の乳製品工場の加熱殺菌処理(pasteurisation)設備の不備により、当該乳から細菌が完全に除去されない事態が生じる。これらの乳製品は大規模な国際的チョコレート工場へと供給され、同工場の製造ライン内にサルモネラ属菌が定着する。これら汚染されたチョコレートは、主に幼児や高齢層を対象とする製品として、英国全土で販売される。この集団感染の全期間を通じて、数百名の発症者が生じ、そのうちの30%を70歳以上の高齢者が占め、またこの高齢層で少数の死亡例が発生する。
・対応と軽減(略)
・主要な人口集団への不均衡な影響(略)
(※訳注)国家リスク登録簿は英国内閣府が主導して策定するリスク評価文書であり、英国及びその国益に直接影響を及ぼし得る広範なリスクについて、その発生可能性及び潜在的影響に関する英国政府の公式評価を提供するもの。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
情報源(報道) 英国健康安全保障庁(UKHSA)
URL https://www.gov.uk/government/publications/health-security-risk-assessment-hsra-2025-edition/health-security-risk-assessment-hsra-2025-edition#foodborne-outbreak-linked-to-imported-contaminated-food--gastrointestinal--salmonella-typhimurium

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