食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06740530475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、世界食品安全の日に際し、同庁の食品安全に役立つ科学的進歩について紹介 |
| 資料日付 | 2026年6月5日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月5日、世界食品安全の日に際し、同庁の食品安全に役立つ科学的進歩について紹介した。概要は以下のとおり。 1. 同位体標識と組み合わせたラマン分光法:微生物学的分析の革命 Thomas Brauge氏(ANSES食品安全研究所(Boulogne-sur-Mer)水産食品安全ユニット内細菌学チーム責任者、科学プロジェクト担当)による解説 現在、食品中の病原菌を同定するのに2つの方法があり、どちらにも限界がある:寒天培地は結果を得るのに数日を要する一方、PCR法は迅速ではあるが、細菌が微量で含まれている場合にはあまり感度がよくない。 これらの限界に対処するため、ANSES食品安全研究所はフランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)と共同で、同位体標識と組み合わせた顕微ラマン分光法に基づく革新的な手法を開発している。具体的には、食品又は環境検体を、事前の培養段階を経ることなく、細菌細胞を個別レベルで分析するように調製する。次に、細胞を顕微鏡下で観察し、レーザーを用いて調べる。レーザー及び細胞内に存在する分子との相互作用により、特有のスペクトルシグネチャ、つまり当該検体に存在する細菌種の同定を可能にし得る紛れもない「化学的な指紋」が生成される。この技術には、いくつかの重要な利点がある。本技術は、特に病原菌が微量で存在する場合も含め、事前の培養を必要とすることなく検出することを可能にする。また、病原菌を検体に存在する他の細菌と識別し、それらが生存しているか、休眠状態か、あるいは死滅しているかどうかを判定することもできる(従来法ではこれは困難であった)。このように、同位体標識と組み合わせたラマン分光法は、迅速で信頼度の高いアプローチをもたらし、偽陽性や偽陰性のリスクを低減する。 このイノベーションの一部について、特許出願が行われている。最終的には、食品が市場に出回る前に微生物学的汚染を自動的に検査できるインテリジェントシステムの開発を可能にする可能性がある。 2. 採卵鶏農場におけるサルモネラ属菌のワクチン接種の支援(略) 3. 非加熱喫食用調理済み食品におけるリステリア属菌に関連するリスクをより適切に管理するための新たな検査法(略) 4. セレウス菌(Bacillus cereus):公衆衛生危機の克服に向けたフランスとベルギーの連携 Jacques-Antoine Hennekinne氏(ANSES食品安全研究所(Maisons-Alfort)の副科学部長、「Staphylococus属細菌、Bacillus属細菌、Clostridium属細菌」ユニットの責任者)による解説 ANSES食品安全研究所は2012年から、セレウス菌とその毒素、特に食中毒の原因となるセレウリドを研究している。2025年末には、欧州規模での本毒素による乳児用調製乳の汚染疑いにより、当研究所の科学チームが大規模に動員された。この時期、7か国(オーストリア、ベルギー、デンマーク、スペイン、フランス、ルクセンブルク、英国)が乳児用調製乳の摂取後に胃腸症状を呈した乳児について報告した後、当研究所は、食品に含まれるセレウリドを検出できるフランスで唯一の研究所であった。しかしながら、利用可能な方法では毒素の存在を確認することしかできず、低含有率の場合には、その濃度を正確に測定することはできなかった。この公衆衛生上の緊急事態に直面し、ベルギーのパートナーであるベルギー国立公衆衛生研究所(Sciensano)と緊密な連携が確立された。疑わしい検体は、製品の汚染の度合いを正確に評価するために、Sciensanoの検査室によって分析検査することができた。 この危機を受けて、ANSES食品安全研究所は、分析方法論の開発・改良を継続して、食品中のセレウリドを定量化し、欧州食品安全機関(EFSA)が推奨する健康基準値を下回る値を検出可能にした。 また、今回の危機以降、製造業者は現在では、細菌だけでなく毒素セレウリドも監視しなければならないが、以前はそうではなかった。本ハザードに関する基準を規則改正の対象とすべきかどうかを決定するために、欧州レベル及び加盟国内で討議が進行中である。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/des-avancees-scientifiques-au-service-de-la-securite-sanitaire-des-aliments |
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