食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06740490160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、「鶏肉中のカンピロバクターのレベルを低減する可能性を有する食品チェーンにおける介入策のレビュー」と題する報告書、及び関連する5つの報告書を公表
資料日付 2026年5月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は5月27日、「鶏肉中のカンピロバクターのレベルを低減する可能性を有する食品チェーンにおける介入策のレビュー」と題する報告書、及び関連する5つの報告書を公表した。表題の報告書の概要は以下のとおり。
1. 背景(抜粋)
 FSAは、ヒトのカンピロバクター症の減少に向けた戦略の一環として、産官連携により、2008年から2015年の間に、小売における高度に汚染された食鳥(>1,000 CFU/g首皮)の割合を、17%低減し、7%未満にすることに成功した。これにより、ヒトのカンピロバクター症の症例数は、最大30%減少すると予測されたが、目標達成にもかかわらず、ヒトのカンピロバクター症例数が目に見えて減少することはなかった。これは、カンピロバクターに対する介入策の複雑さを浮き彫りにするものである。
 英国におけるカンピロバクター症の減少に向けた、可能性のある更なる対策を検討すべく、FSAは、以下の問いに答えるための情報を収集・分析するプロジェクトを実施した。
 鶏肉中のカンピロバクターの菌量の低減に向けて、どのような介入策が試され、どれが有効であると判明しているか?
 この問いに応じたのは、以下の6つのワークストリームである(※訳注:(1)、(2)のa、b、c、d及び(3))。
(1)高度に汚染されたと体中のカンピロバクターのレベルを低減する取り組みが成功したにもかかわらず、カンピロバクター症例数が減少していない理由に関し、複数の仮説を立てることを目的とした、専門家の意見を引き出すワークショップ
(2)以下のフードチェーンの各段階における介入策を対象とした4つの系統的文献レビュー:a. 農場/b. 食鳥処理場/c. カット及び加工施設/d. 小売、消費者、レストラン、ケータリングの段階
(3)業界の実情を理解するための、農場、食鳥処理場、小売り部門にわたる食品事業者(FBO)の調査
2. 主な結果(項目のみ抜粋)
2.1. 専門家から意見を引き出すためのワークショップ/2.2. 農場/2.3. 食鳥処理場/2.4.カット及び加工施設/2.5. 小売り、消費者、レストラン及びケータリング/2.6. FBO
3. 結論
 全ての調査は、カンピロバクターに対する介入策が複雑であり、決定的な打開策となり得る唯一の介入策というものは存在しないと結論した。代わりに、生産に関わる全段階において、管理及び監視が必要である。
 これらのレビューに共通する課題は、公表された介入策に関する研究の多くが、力不足で、設計が変動的であり、実際の状況を反映しておらず、及び/又は生データを公表していないことであり、故に我々の分析における結論の堅牢性は制限された。介入策の相対的有効性についての堅牢な結論を導くためには、正式なメタ分析のさらなる実施が推奨される。その他の改善点としては、データへのオープンアクセス、コミュニティにおける報告に関する基準の策定、及び農業者、業界、小売業者との研究協力による、実際の状況に基づいた大規模な試験などが挙げられる。介入技術の成熟度を特定するための技術成熟度評価(TRA)の実施は、この分野における研究の体系化の一助となり得る。
 同日に公開された、上述ワークストリームの(2)a~d及び(3)に関する報告書は、以下のURLから閲覧可能。
・「ブロイラー農場におけるカンピロバクターのリスク要因」
https://science.food.gov.uk/article/161542-risk-factors-for-_campylobacter_-on-broiler-farms
・「カンピロバクターの菌量低減のために食鳥処理場で適用された介入策」
https://science.food.gov.uk/article/161470-interventions-applied-at-slaughterhouse-to-reduce-_campylobacter_-spp-load
・「カンピロバクター属菌のレベルを低減するための、カット及び加工施設での介入策」
https://science.food.gov.uk/article/161472-interventions-in-cutting-and-processing-plants-to-reduce-the-levels-of-_campylobacter_-spp
・「カンピロバクター属菌のレベルを低減するための、小売、消費者、レストラン、ケータリング施設で適用された介入策」
https://science.food.gov.uk/article/161540-interventions-applied-at-retail-consumer-restaurant-and-catering-settings-to-reduce-the-levels-of-_campylobacter_-spp
・「食品事業者を対象としたカンピロバクター介入策の調査」
https://science.food.gov.uk/article/161537-survey-of-campylobacter-interventions-with-food-business-operators
(※補足):2024年12月に公表された上述ワークストリーム(1)「専門家の意見を引き出すワークショップ」に関する報告書は以下のURLから入手可能。
https://science.food.gov.uk/article/126348-campylobacteriosis-case-rates-in-the-uk-an-expert-elicitation-exercise
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://science.food.gov.uk/article/161468-a-review-of-interventions-in-the-food-chain-with-the-potential-to-reduce-_campylobacter_-levels-in-chicken-meat

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