食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06740050314 |
| タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、食品中のカドミウムに関するMEAL調査結果:「一般人口の大多数に健康影響は認められず」を公表 |
| 資料日付 | 2026年5月29日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月29日、食品中のカドミウムに関するMEAL調査結果:「一般人口の大多数に健康影響は認められず」を公表した。概要は以下のとおり。 《食物連鎖におけるカドミウム》 カドミウムは、地殻中に微量元素として存在し、自然現象(火山噴火、岩石の風化)及び人間活動の両方によって放出される。食品生産に利用される植物や動物に吸収されることで、食物連鎖に取り込まれる。 《人体におけるカドミウム》 食物を介して摂取されたカドミウムは、10~30年という長い生物学的半減期を有するため体内に蓄積し、特に肝臓及び腎臓に集積する。体内のカドミウムは、多岐にわたる健康被害との関連性が指摘されている。特に腎臓はカドミウムの影響を受けやすい。さらに、カドミウムは骨の脱灰(訳注 骨のカルシウム喪失)を誘発する可能性もある。 《BfR-MEAL研究》 食事調査MEAL(Mahlzeiten fur die Expositionsschatzung und Analytik von Lebensmitteln:ばく露量評価及び食品分析のための食事)研究の枠組みにおいて、ドイツ全土を対象に、食品中に物質が平均的にどの程度の濃度で含まれているのかが広範に調査された。本調査では、食品は購入された後、通常の食事として実際に摂取される形で調理され、その成分(カドミウムを含む)が分析された。これにより、調理過程で生じ得る含有量の変化も考慮することが可能となる。本研究は、ドイツの食品全体の種類の90%以上を網羅しており、広範な食品における平均含有量に関して、代表性の高いデータが得られている。これらのデータは、平均的なばく露量を評価するための非常に有用な基盤となる。 《カドミウムに関するMEAL研究結果の評価》 本意見書において、ドイツ国民における食事由来のカドミウムの平均摂取量を推定するため、BfR-MEAL研究で得られた食品中のカドミウム含有量分析結果と、子供(KiESEL研究、EsKiMo II)、青少年及び成人(NVS II)を対象とした各種摂取量調査のデータを統合して用いられた。 《カドミウム含有量が最も高い食品》 BfR-MEAL研究において、植物性食品の中で最も高い含有量が検出されたのは、ポルチーニ茸、ココアパウダー、ヒマワリの種、亜麻仁及び海藻であった。動物性食品については、レバー、腎臓、イカ及び貝において最も高いカドミウム含有量が確認された。 《人口におけるカドミウム摂取への寄与が最も大きい食品》 総摂取量の評価においては、含有量のみならず、摂取量も重要な役割を果たす。したがって、カドミウム含有量が比較的少ない食品であっても、長期的に多く摂取される場合には、総摂取量に大きく寄与する。全ての年齢層において、平均で「穀類及び穀類製品」が40~50%と最大の寄与を占めている。その中でも、特に白パン/ロールパン、パスタ、全粒粉パン及び黒パンといった小麦製品が中心である。また、ジャガイモも、検討された全ての年齢層において上位3位以内に入り、「ジャガイモ及びその製品」は13~15%と第2位の寄与を示している。小麦製品及びジャガイモ製品は、カドミウム含有量自体は必ずしも高くないものの、消費量の多さによりカドミウムばく露の主要な要因となっている。 子供においては、ほうれん草あるいはクリームほうれん草(訳注 クリーム(乳製品)で調理したほうれん草料理)の摂取者が最も多くのカドミウムを摂取している。ほうれん草は、BfR-MEAL研究において最も含有量が高い10品目の食品の一つに数えられている。クリームほうれん草は、他の原材料が含まれるため含有量はやや低いものの、摂取頻度は著しく高い。 《結論》 大多数の国民において、カドミウムの摂取量は健康影響に基づく指標値である耐容週間摂取量(TWI:2.5 μg/kg体重/週)を下回っており、健康被害が生じる可能性は低い。特定の人口集団においては、MEALデータから算出されたカドミウムへのばく露量が多くなっている。例えば、特定の年齢層の子供におけるばく露量は、摂取する食品によってはTWIを超過している。 《消費者への推奨事項》 カドミウムは自然現象(火山噴火、岩石の風化)及び人間活動によって放出され、食物連鎖に取り込まれるため、食品中におけるカドミウムの存在を完全に回避することは不可能である。多様でバランスのとれた食生活を心がけることで、カドミウムのような有害物質の摂取を可能な限り低く抑えるとともに、栄養バランスの確保にもつながる。 (以下省略) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | ドイツ |
| 情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| 情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
| URL | https://www.bfr.bund.de/stellungnahme/bfr-meal-studie-zu-cadmium-in-lebensmitteln/ |
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