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資料管理ID syu06721030161
タイトル 英国研究・イノベーション機構(UKRI)、1年間にわたり実施した超加工食品に関するパブリック・ダイアログの結果を公表
資料日付 2026年4月16日
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概要(記事)  英国研究・イノベーション機構(UKRI)は4月16日、1年間にわたり実施した超加工食品に関するパブリック・ダイアログ(一般市民との対話(public dialogue))の結果を公表した。概要は以下のとおり。
 英国全土の人々は、加工食品が子どもの健康を害する可能性を懸念しているが、明確なエビデンスが欠如しているために家庭は状況を把握できていないと感じていることが、UKRIのパブリック・ダイアログで明らかになった。
 英国の家庭は、超加工食品(UPF)が、妊娠、子どもの発育、メンタルヘルス、肥満、長期的な健康状態に及ぼす影響について、大きな懸念を表明している。
 多くの人は、明確なエビデンスがないため、UPFが食事の中心となっている食生活の影響を、理解していないと話す。彼らは今、リスクの理解に向けた早急な研究を求めている。
1. 1年間にわたるパブリック・ダイアログ
 これは、UKRIが1年間にわたり実施した、国民とUPFとの関わりに関するパブリック・ダイアログで明らかになった多くの結果の1つに過ぎない。
 このパブリック・ダイアログでは、人々や家庭にとって最も重要な問題が議論された。
 参加者らは、以下のような反応を示した。
・英国の食品システムにおけるUPFの規模に衝撃を受けている
・添加物に不安を覚えている
・食品マーケティングに対する不信感がある
・人々の食事を形成するのは、個人の選択ではなく、構造的な要因であると考えている
 多くの人々が、個々の食事指導にとどまらず、現在の食品システムの全面的な見直しを求めた。
2. 結果の分析及び報告
 この結果は、本日UKRI及びSciencewiseが発表した報告書「UPFを理解する:パブリック・ダイアログ」に詳しく記載されている。
(中略)
 UPFは、国内外において、継続的な科学的議論や公的議論の中心にあり、人々の見解や懸念に関するエビデンス主導のインサイト(洞察)の必要性を、浮き彫りにしている。
3.132名の一般市民
 132名の一般市民には、対話の中で、テーマに関して受け取った様々なエビデンスや情報の一環として、過去の研究結果が提示された。
 その研究によれば、平均して以下のとおりであった。
・英国における摂取カロリー(calories eaten)の56%は、UPF由来
・英国の青年における摂取カロリーの68%は、UPF由来
・英国の子どもにおける摂取カロリーの63.5%は、UPF由来
 これらの数値は、フランス(14%)やイタリア(13%)といった欧州諸国と比べ、はるかに高い。
 多くの参加者が、このエビデンスに驚きと懸念を示した。
4.緊急の優先事項
 また、人々は、日々の食事におけるUPF(NOVA分類に基づく)の普及率、及び明確な科学的定義の欠如の両方に驚きを示した。
 多くの人は、この「土台作り」が、研究者や政策立案者にとって緊急の優先事項であるべきだと感じていた。
 NOVA分類システムは、食品を栄養素ではなく、工業的な加工の程度や目的に基づいて4つのグループに分類し、健康への影響を理解することを目的としている。
5. この対話について
 UKRIは、今後のUKRI のUPF研究が、一般市民の価値観、懸念、期待に基づいたものとなることを確保すべく、2025年初頭にパブリック・ダイアログを開始した。
 パブリック・ダイアログでは、英国各地からの多様な意見を集め、エビデンスを検証し、専門家に質問し、人々や家庭にとって重要な課題を特定した。
(中略)
 参加者の見解は、今後のUKRIの研究アジェンダに資するものとなり、研究アジェンダは、実際の経験や一般市民の優先事項を反映したものになる。
6.より関連性が高く信頼できる研究
(略)
7. システム全体へのアプローチの重要性
(略)
8. UPFマーケティングへの不信感
(略)
9. 構造改革
 パブリック・ダイアログの参加者は、UPFに関する取り組みは、個人の行動だけでは解決できないと繰り返し述べた。
 代わりに、価格、入手可能性、業界規範、環境への影響に取り組むシステム全体のアプローチを支持し、構造改革がない状態で、食事に関する助言を行うだけでは不十分であると主張した。
 多くの参加者がUPFを、気候変動、プラスチック、生物多様性、食環境といった、より広範な問題と関連付けている。
10. インサイトに基づいた行動
 英国バイオテクノロジー・生物科学研究会議(BBSRC)は、既にこれらのインサイトに基づいた行動をとっており、英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)と共同で、300万ポンド規模の新たな「食及び健康に関する共同研究開発(Diet and Health Collaborative Research and Development )」プログラムへの投資を行っている。
 このプログラムは、バイオサイエンスの、より健康的で持続可能な食品イノベーションへの変換を加速させることを目的としている。
 当該報告書は、以下のURLから閲覧可能。
https://www.ukri.org/publications/making-sense-of-ultra-processed-foods-a-public-dialogue/
※訳注1:UKRIの所管省庁は、英国科学・イノベーション・技術省(DSIT)であり、UKRIは、BBSRCやパブリック・ダイアログの専門支援機関であるSciencewiseを含む複数の研究評議会及び機関を抱え、公的研究資金の配分を統括している。
https://www.ukri.org/who-we-are/about-uk-research-and-innovation/
※訳注2:当記事はCC BY-NC-SA 4.0 ライセンスに基づき翻訳・記事化を行っている。https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) 英国研究・イノベーション機構(UKRI)
URL https://www.ukri.org/news/families-left-in-dark-on-upfs-risks-to-children-ukri-dialogue/

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