食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06720160464 |
| タイトル | オーストリア保健・食品安全局(AGES)、トリフルオロ酢酸(TFA)は至る所で見られるが、現時点では危険ではない、とする見解を発表 |
| 資料日付 | 2026年5月5日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | オーストリア保健・食品安全局(AGES)は5月5日、トリフルオロ酢酸(TFA)は至る所で見られるが、現時点では危険ではない、とする見解を発表した。概要は以下のとおり。 《オーストリアは、将来的なTFA排出量を削減するための対策を講じている》 トリフルオロ酢酸、略称TFAは、ほぼ至る所に存在している。水がある場所には、必ずTFAも存在していると言える。 TFAは主に、フッ素化合物の分解生成物として生成される。例えば、ヒートポンプやエアコン、冷蔵庫などの冷媒として広く使用されているフッ素系ガスなどが挙げられる。これらのフッ素系ガスが大気中に放出されると、紫外線によって化学的に変化し、TFAへと変換される。しかし、フッ素化合物は農薬や医薬品にも使用されており、これらの物質からもTFAが生成される可能性がある。TFAは非常に残留性が高く、水溶性も高いため、環境中で長年に渡り蓄積する可能性がある。そのため、TFAはしばしば「永遠に残る化学物質」と呼ばれている。 《現時点では健康への影響はない》 TFAは食品や飲料水から検出されているが、現在の科学的知見では、現在測定されているレベルは健康リスクをもたらすものではない。ヒトは主に食品や飲料水を通じてTFAを摂取する。水溶性が高いため、TFAは人体から非常に速やかに排出される。 この「永遠に残る化学物質」の問題は、その残留性の高さにある。つまり、環境中のTFAが蓄積され続けるということである。そのため、潜在的な影響を軽減し、将来の世代を守るための対策が講じられている。 《オーストリア及び欧州における対策》 オーストリアでは、食品や水におけるTFA汚染の可能性を把握するため、数年前から測定、モニタリング、監視プログラムが実施されている。 オーストリアでは、地下水及び地表水の両方でTFAが広く検出されている。調査結果に基づき、当局は異常が認められた場合にその原因を調査し、必要に応じて適切な措置を講じることが可能となる。 欧州食品安全機関(EFSA)と欧州化学品庁(ECHA)は現在、土壌及び水中のTFAの挙動と動態に関する共同評価に取り組んでいる。EUでは現在、食品及び飲料水におけるTFAの基準値は設定されていない。 欧州委員会は2025年、食品中のTFAモニタリングの実施を勧告しており、これに基づき、オーストリアでは現在、植物性食品を対象としたモニタリングが実施されている。現時点では、最終的な評価結果はまだ公表されていない。 オーストリア全土を対象とした飲料水中のTFAのモニタリングプログラムは、2025年にすでに実施された。飲料水の331サンプルのうち、307サンプル(93%)から、定量限界0.1 μg/lを超える濃度のTFAが検出された。測定された最高濃度は6.03 μg/lであった。参考までに、ドイツ連邦環境庁(deutsche Umweltbundesamt)は健康指標値(Leitwert) 60 μg/lを導き出し、飲料水中のTFA濃度は10 μg/l以下を目指すべきであると指摘している。デンマークでは、飲料水中のTFAに関する法的基準値(Grenzwert)を9 μg/lと定めている。 農業分野では、TFAを放出する農薬有効成分に対する最初の禁止措置がすでに講じられている。2025年における有効成分フルフェナセット(Flufenacet)の使用禁止だけでも、農薬によるTFAの将来的な流入量の相当部分が削減されることになる。 欧州レベルで予定されているPFAS規制は、将来的に欧州においてTFAを生成する物質が環境中に放出される量を削減することに寄与するであろう。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | オーストリア |
| 情報源(公的機関) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| 情報源(報道) | オーストリア保健・食品安全局(AGES) |
| URL | https://www.ages.at/ages/presse/news/detail/tfa-ueberall-zu-finden-aber-noch-nicht-gefaehrlich |
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