食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06710570160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、「下水中の食中毒病原体のサーベイランスと英国住民における感染性腸疾患(IID)判定との関連付け」と題する報告書を公表
資料日付 2026年3月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は3月24日、「下水中の食中毒病原体のサーベイランスと英国住民における感染性腸疾患(IID)判定との関連付け」と題する報告書を公表した。概要は以下のとおり。
 食中毒による疾病負担に関する理解を深めるべく、英国健康安全保障庁(UKHSA)のポリオウイルスの下水サーベイランスプログラムで既に活用されている水処理ネットワークを利用し、農業・食料・環境における病原菌サーベイランス(PATH-SAFE)プログラムの一環として、消化器系病原体の検出を目的とした下水試料の分析が実施された。選択された病原体は、カンピロバクター、サルモネラ属菌、赤痢菌、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)、ノロウイルスである。ノロウイルスについては、英国住民における株の伝播状況を評価すべく、遺伝子型別判定が行われた。
 2024年4月から2025年3月にかけて、32か所の下水処理場から合計291点の下水試料が採取された。試料の検査は、試料の可用性に応じて、カンピロバクター属菌(Campylobacter jejuni及びC. coli)、サルモネラ属菌、赤痢菌、STEC、及び/又はノロウイルスの最大5種類の病原体について行われた。255点の下水試料に細菌を標的とした検査が行われ、287点の下水試料にノロウイルスを標的とした検査が行われた。本研究における初期の細菌検出率は、文献で報告されている値よりも低かった。予想より低いこの検出率が、細菌を標的とした検出に用いられた抽出分画に起因するものか否かを検証するため、プロトコルは、上清ではなく沈殿画分の検査に変更された。この変更により検出率は向上したが、評価された試料の割合はごくわずかであった。結果の解釈に対する潜在的影響について考察されている。
 284点の試料(99%)がノロウイルス陽性であり、そのうち266点の試料は、シークエンス解析による遺伝子型別判定が行われた(18試料については、十分な量が残っていなかった)。本研究では、遺伝子型I(GI)に属するノロウイルス株が14株、遺伝子型II(GII)に属するノロウイルス株が22株、それぞれ同定された。2024年までは臨床サーベイランスにおいて稀にしか検出されなかったGII.17ノロウイルス株の高い検出頻度は、株の伝播を監視するための下水サーベイランスの重要性を示している。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL https://science.food.gov.uk/article/158202-correlating-surveillance-of-foodborne-pathogens-in-wastewater-with-iid-determination-in-the-uk-population

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