食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06710360104 |
| タイトル | 米国疾病管理予防センター(CDC)、モリンガ粉末カプセルに関連した広範囲薬剤耐性サルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新 |
| 資料日付 | 2026年4月1日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 米国疾病管理予防センター(CDC)は4月1日、モリンガ(ワサビノキ)粉末カプセルに関連した広範囲薬剤耐性(extensively drug resistant)サルモネラ属菌集団感染に関する情報を最終更新した。概要は以下のとおり。 要点 ・CDCと複数の州の公衆衛生当局、及び米国食品医薬品庁(FDA)はRosabellaブランドのモリンガ粉末カプセルに関連した、複数州にまたがる広範囲薬剤耐性サルモネラ属菌集団感染について調査を行った。 ・今回の集団感染は終息したが、自宅にこのカプセルがある場合は、廃棄するか、店舗に返品すること。 ・今回の集団感染は、2026年1月にCDCが行った、モリンガリーフ粉末を含むダイエタリーサプリメントに関連したサルモネラ属菌集団感染に関する別の調査とは無関係である。 1. CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びにFDAは、広範囲薬剤耐性S. Newport及びS. Kentuckyによる複数州にわたる集団感染について調査するために、様々な種類のデータを収集した。 2. 疫学、検査及び遡及調査のデータにより、Rosabellaブランドのモリンガ粉末カプセルがサルモネラ属菌に汚染されており、病因となったことが示された。 3. サルモネラ菌属の当該集団感染株(2種類)のうちの1種類に感染した患者が、8つの州で合計10人報告されている。発症日は2025年9月26日から2026年1月8日までであった。報告症例数は計10例(8州)、入院は3人、死亡者の報告はなかった。 4. 公衆衛生当局は、患者の年齢、人種、民族的帰属、その他の人口統計情報、及び患者が発症前の一週間に喫食した食品等、様々な種類の情報を収集する。この情報は調査員が当該集団感染の発生源を特定するのに役立つ手がかりを提供する。 以下は、本集団感染の患者についての統計情報である(「n」は各統計のための情報が得られた人数)。 ・年齢(n=10) 範囲:61歳~78歳、年齢中央値:70歳 ・性別(n=10) 女性:90%、男性:10% ・人種(n=10) 白人:100% ・民族(n=10) 非ヒスパニック系:100% 5. 州及び地方の公衆衛生当局は、発症前の一週間に喫食した食品について患者に聞き取り調査を行った。聞き取り調査を受けた8人のうち、7人(88%)がRosabellaブランドのモリンガ粉末カプセルを喫食したと報告した。 6. 全ゲノムシークエンス解析(WGS)により、患者の検体に由来する細菌が遺伝的に近縁であることが示された。これは、当該集団感染の患者が同じ食品により発症したことを示唆した。 7. FDAは、汚染源を特定するために、州当局と協力して製品検体を収集した。インディアナ州保健局は、患者の自宅から未開封の製品検体を回収した。この検体はS. Newport陽性であり、WGS解析の結果、今回の集団感染で病気を引き起こしているものと同一株であることが判明した。 緊急:この集団感染に関連するサルモネラ属菌は、サルモネラ感染症の治療に通常推奨される第一選択薬及び代替抗菌性物質のすべてに対して耐性を示している。 8. 8人の検体及び1点の製品検体から採取したS. NewportのWGS解析により、以下の耐性パターンが予測された。 ・全9検体:アモキシシリン-クラブラン酸、アンピシリン、アジスロマイシン、セフォキシチン、セフチオフル、セフトリアキソン、クロラムフェニコール、シプロフロキサシン、ゲンタマイシン、ハイグロマイシン、カナマイシン、メロペネム、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリンに対する耐性又は非感受性(nonsusceptibility)。 ・7人の検体:トリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する耐性。 ・1人の検体:コリスチンに対する耐性。 CDCの全国薬剤耐性監視システム(NARMS)による標準的な抗菌性物質感受性試験法を用いて、5人の患者の検体から分離されたS. Newportを検査した結果、これらの結果が確認された。 セフチオフル、ハイグロマイシン、カナマイシン、及びストレプトマイシンについては、この方法による試験は行われなかった。非チフス性サルモネラ属菌に対するアジスロマイシンの臨床的ブレイクポイントは設定されていないが、分離株は最小発育阻止濃度(MIC)が32 μg/mL以上で感受性の低下が認められた。 9. 2人の検体から分離されたS. KentuckyのWGS解析により、アンピシリン、アジスロマイシン、セフチオフル、セフトリアキソン、クロラムフェニコール、シプロフロキサシン、ホスフォマイシン、ゲンタマイシン、ハイグロマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、スルフィソキサゾール、テトラサイクリン、及びトリメトプリム-スルファメトキサゾールに対する耐性が予測された。サルモネラ感染症の患者の多くは、抗菌性物質を使用せずに回復する。しかし、抗菌性物質が必要な場合、これらの菌株によるサルモネラ感染症は、一般的に推奨される抗菌性物質では治療できない可能性があり、別の抗菌性物質の選択が必要となる場合がある。 10. FDAも追跡調査を実施したが、汚染源を特定することはできなかった。しかし、FDAはモリンガ粉末の供給元を1社特定し、同社から供給されたモリンガ粉末を使用して製造されたRosabellaブランドのモリンガ製品はすべて回収された。 11. この調査を受け、Ambrosia Brands社は2026年2月13日、Rosabellaブランドのモリンガ粉末カプセルの一部ロットを回収した。回収対象製品は、国内及び海外で販売されていた。サルモネラ属菌が検出された製品も回収対象に含まれている。この製品は現在、販売されていない。 今回の集団感染は終息したが、これらのリコール対象製品は保存可能期間(shelf-life)が長く、まだ家庭に保管されている可能性がある。自宅にこれらの製品がないか確認し、見つかった場合は廃棄すること。 |
| 地域 | 北米 |
| 国・地方 | 米国 |
| 情報源(公的機関) | 米国/疾病管理予防センター(CDC) |
| 情報源(報道) | 米国疾病管理予防センター(CDC) |
| URL | https://www.cdc.gov/salmonella/outbreaks/moringacapsules-02-26/index.html |
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