食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06710040475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ばく露経路及びばく露源を集約するアプローチに基づくフランス国民のカドミウムの体内負荷量低減に向けた行動手段の優先順位付けに関する意見書・報告書を公表 |
| 資料日付 | 2026年3月30日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は3月25日、ばく露経路及びばく露源を集約するアプローチに基づくフランス国民のカドミウムの体内負荷量低減に向けた行動手段の優先順位付けに関する意見書・報告書を公表した。概要は以下のとおり。 1. ばく露が広がり、日常生活の多様な食品に影響を及ぼしている 最新のデータは、フランス国民のカドミウムばく露に関連する憂慮すべき状況を示している。フランス公衆衛生局が2021年に発表した最新の全国バイオモニタリング調査(ESTEBAN(環境・生物学的モニタリング・身体活動・栄養に関する健康調査))(2014~2016年のデータ)は、カドミウムの体内負荷量は前回の調査(国民栄養健康調査(ENNS)2006~2007年)よりも高いことを示している。さらに最近、ANSESによる第3回トータルダイエットスタディ(EAT3)においても、小児の集団の一部と、比較的程度は低いが成人において、食事性ばく露量が依然として高いことが明らかになっている。 ANSESの専門家による評価は、様々なカドミウムばく露経路及びばく露源を集約することにより、生涯にわたる生体内のカドミウム蓄積を考慮して、フランス国民の現在の体内負荷量のシミュレーションを可能にした。評価結果は、国民のかなりの割合が、ANSESが作成した健康基準値を超えていることを立証している。これは、年齢層別の生物学的健康基準値(血液、尿)であり、カドミウムの人体における生物蓄積性を考慮し、60歳時点で超えてはならない体内負荷量に相当する。 「現在のばく露量が続き、対策が何一つ実施されなければ、最終的にはますます多くの国民への有害影響の可能性は高い」と同庁の評価コーディネーターであるGeraldine Carne氏は説明する。 ANSESはその評価で、考えられる全てのばく露源、つまり食品、水、空気、粉塵、土壌、化粧品、喫煙等と、様々なばく露経路(摂取、吸入、経皮)を調査した。評価結果は、食品が断然主要なばく露源であり、非喫煙者集団におけるカドミウムの体内負荷量の最大98%を占めていることを立証している。 最も寄与している食品は、よく摂取されると同時に、カドミウムに汚染されているもので、特に以下の特定の穀物製品である: 朝食用シリアル、パン及び乾燥させたパン製品、菓子パン、ケーキ、菓子・甘いビスケット、パスタ、米、小麦、ジャガイモや特定の野菜。 喫煙者にとっては、タバコは、カドミウムの体内負荷量のさらなる供給源となる。 2. 肥料について、カドミウムの限界値を可能な限り早期に適用する 様々なばく露源に関する徹底的な分析を社会経済分析で補完することで、ANSESは、その影響と実施上の課題を考慮に入れつつ、優先的な行動手段を特定することができた。 以上から、まず農地土壌に含まれるカドミウムに主として関連している食品汚染の発生源で行動を取る必要があることがわかる。土壌中のカドミウム量が多くなるのは、とりわけ肥料、特に無機リン酸肥料の使用が原因である。フランスでは、無機リン酸肥料の大量の使用と、カドミウム含有量が多い可能性のある特定の供給源が相まって、土壌中にカドミウムが蓄積する原因となっている。 この汚染を低減するために、ANSESは農地土壌の汚染や食品汚染を抑制し、最終的には国民の食事性ばく露を低減することを可能にする、肥料のカドミウム限界値をできるだけ早期に適用するよう求めている。そのために、同庁は農地土壌に散布される肥料について、2019年に勧告した限界値、つまり1ヘクタールあたり年間2 gを超えないカドミウムの流入量を改めて表明する。この閾値を遵守するために、無機リン酸肥料タイプの製品中のカドミウムの含有量をP(2)O(5) 1 kgあたり最大20 mgとすることが勧告されている。 3. 土壌・食品の汚染を持続的に低減するための複数の手段 (前略)最後にANSESは、輸入品を含む食品の供給についても行動することの重要性を強調する。したがって、同庁は、食品の生産地に関係なく、国民の総カドミウムばく露量を低減するよう、ばく露に最も大きく寄与する食品について、中期的にカドミウムの最大含有量を見直すことを勧告する。(以下、略) 当該意見書・報告書(392ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/ERCA-2023-AUTO-0150-RA.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/cadmium-agir-des-present-la-source-de-la-contamination-des-sols |
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