食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06690810475 |
| タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、食品安全管理支援ツールPrioRに関する意見書及びサポート文書を公表 |
| 資料日付 | 2026年2月23日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2月23日、食品安全管理支援ツールPrioRに関する意見書及びサポート文書を公表した。概要は以下のとおり。 サルモネラ属菌、大腸菌、鉛、ダイオキシン等、食品に関連する生物学的・化学的ハザードは数多くあるが、全てが健康に対して同じレベルのリスクをもたらすわけではない。ANSESは、主として公的管轄当局向けに食品関連リスクの優先順位化ツールであるPrioRを開発した。PrioRにより、消費者保護の強化に向け優先的に取り組むべきハザードを標的とすることが可能になる。本取り組みの枠組みにおいて生成されたデータは、食品業界の専門家が自身の食品安全管理計画を調整あるいは補完するためにも活用可能である。 1. 食品の生物学的・化学的ハザードの優先順位化 ANSESは2020年に、限られた数のハザードと「食品-ハザード」の組み合わせについて検証した優先順位化の方法論を開発した。優先順位化ツールPrioRは、この方法論を補完・精緻化したものであり、現在では、フランス本土及びコルシカ島における主要な食品関連ハザードに適用することが可能である。 PrioRには現在、111の化学的ハザードと22の生物学的ハザードが含まれている。化学的ハザードには、残留性有機汚染物質、微量金属元素、マイコトキシン等があり、生物学的ハザードには、細菌、細菌が産生する毒素、ウイルス、寄生虫等が含まれる。 これらのハザードは、食品の摂取による有害影響の発生と、それらのリスクレベルの評価を可能にするデータの利用可能性に基づいて、フランスの状況での関連性に応じて選定された。 本ツールの開発は、大規模なデータ収集・分析作業に基づいており、以下の2つの側面に基づいて、ハザード、ならびに食品-ハザードの組み合わせの優先順位化を可能にする基準を特定することを目的としている。 ・発生率: 疾病の年間発生率又は食品を介した化学汚染物質への被ばく露者の割合(トータルダイエットスタディ由来のデータ、又は他のいくつかの入手可能なデータ)に基づいて、ハザードの種類に応じて推定される。 ・重症度: 引き起こされる影響の性質(死亡率、罹患率、内分泌かく乱作用、発がん性、神経毒性等)に応じて評価される。 2. 牛肉産業への最初の応用 ANSESは、「牛肉」産業に関連する「食品-ハザード」の組み合わせ、例えばひき肉中の大腸菌やレバー中のダイオキシン等に焦点を合わせて、PrioRの当該産業への初の応用を実施した。 本ツールにより、様々な種類の牛肉(レバー、リブロース、ひき肉、タルタルステーキ等)に対する主要ハザードを特定し分類することが可能になった。98組の食品-生物学的ハザード、532組の食品-化学的ハザードが順位づけられた。 3. 公的管轄当局の選択に応じた優先順位化 PrioRでは、使用者が、各基準(発生率、重症度)に与えられる相対的な重要度を定義するために選択することが必要である。公的管轄当局にとって、これらの選択はリスク管理の観点において当該当局の目標を反映するものとなる。 以下、選択の結果を例示のために提示する。生物学的ハザードについては、発生率と重症度に同程度の重要性が与えられた場合、カンピロバクター、サルモネラ属菌、ノロウイルス、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)が優先順位の上位に来る。化学的ハザードについては、発生率と重症度に与えられた相対的な重要度に関係なく、アクリルアミド、無機ヒ素、四価クロムが上位を占める。 牛産業の食品-ハザードの組み合わせについては、基準の相対的な重要度に関係なく、STEC及びサルモネラ属菌が、加熱調理後の摂取を意図する製品も含め、ひき肉の摂取に関連する主要なハザードになる。同様に、肉製品に関連するダイオキシンは、全ての場合において上位に来る。 4. アグリフード産業全体への応用に向けて PrioRは最終的に、多部門アプローチを用いて、食品-ハザードの組み合わせをすべて分類することを目指している。生乳チーズについて、同様の作業がすでに実施されており、他のいくつかのアグリフード産業についても進行中である。 PrioRが依拠するデータは、新たに入手可能となった知見、摂取習慣の変化、規制の更新等反映させ、定期的に更新される。これらの新たな展開により、検討対象となるハザード及び食品-ハザードの組み合わせの選定は、見直される可能性がある。 当該データは、専門家や科学コミュニティ等、全ての人に公開されている。公的機関はモニタリング計画及び管理計画の策定の支援として、アグリフードの専門家はハザード分析に向け、当該データを活用できる。PrioRは、食品関連ハザードに関するANSESの専門家による評価の枠組みにも実装され、消費者に対する食品安全性の強化に貢献するものである。 当該サポート文書「食品に関連する生物学的・化学的リスクの優先順位化ツールの開発と実装に関する科学的・技術的サポート文書。第1部: 生物学的・化学的ハザードに関する基準の特定と情報」(138ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/BIORISK-ERCA2023-AUTO-0020.pdf 当該意見書「食品に関連する生物学的・化学的リスクの優先順位化ツールの開発と実装に関する意見書。第2部: 「牛肉」関連産業の食品-生物学的・化学的ハザードの組み合わせに関する基準の特定と情報」(342ページ、フランス語)は以下のURLから閲覧可能。 https://www.anses.fr/system/files/BIORISK2023-AUTO-0020.pdf 意見書及び報告書「食品における生物学的及び化学的ハザードの優先順位付けの方法論(2020年5月)」 https://www.anses.fr/fr/system/files?file=BIORISK2016SA0153Ra.pdf |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| 情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
| URL | https://www.anses.fr/fr/content/prior-un-outil-d-aide-a-la-gestion-de-la-securite-sanitaire-des-aliments |
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