食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06670380314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、セレウリドを含む乳児用調製乳のリコールを受け、セレウス菌及びその毒素に関する基本的情報を公表
資料日付 2026年2月3日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は2月3日、セレウリドを含む乳児用調製乳のリコールを受け、セレウス菌及びその毒素に関する基本的な情報をまとめた。概要は以下のとおり。
 複数の乳児用調製乳メーカーが、細菌毒素セレウリドが含まれている可能性があるとして、予防措置として特定の製品ロットを最近リコールした。セレウリドは吐き気や嘔吐を引き起こし、まれに重篤な生命を脅かす中毒症状を引き起こすこともある。以下は、BfRが、この病原体および産生する毒素に関する一般的な情報をまとめたものである。
 現在の乳児用調製乳のリコールは、乳児用調製乳の供給業者の原材料の1つに、セレウリド毒素が含まれている可能性があるためである。この毒素はセレウス菌群(Bacillus cereus-Gruppe)の特定の細菌によって産生されることがあり、これらは嘔吐型セレウス菌と呼ばれる。この細菌は、非常に安定した生存形態、いわゆる芽胞を形成する。芽胞は多くの食品中に存在し、その含有量が少ない場合は問題にならない。しかし、芽胞が発芽し細菌が増殖すると、食品中にセレウリドが生成される可能性がある。発芽と増殖には、食品中の適切な条件、特に水分含有量、pH値、塩分、利用可能な栄養素、競合する細菌の存在、保存温度などが必要となる。しかし今回のリコールでは、乳児用調製乳に含まれる細菌自体が問題となっているのではなく、その細菌が産生する毒素セレウリドが問題となっている。この毒素は、アラキドン酸含有油脂の汚染されたロットを通じて、問題の乳児用調製乳に混入した。
 セレウリドは加熱しても不活性化されないため、食品を煮沸しても毒素は除去されない。セレウリドを食品とともに摂取すると、30分から6時間以内に吐き気や嘔吐を引き起こす可能性がある。この症状から、「嘔吐型(emetisch)」という名称が付けられている。通常、症状は24時間以内に自然に治まる。しかし、高濃度のセレウリドによる重篤な中毒もまれに発生し、臓器、特に肝臓や腎臓に損傷を与えることがある。過去にはこの毒素によって死に至る症例も、いくつか報告されている。
 食品中の物質が健康に及ぼすリスクの評価、および食品に関する食品法上の評価の基礎として、急性参照用量(ARfD)を利用することができる。ARfDとは、1日の1回又は複数回の食事で、健康上のリスクが認められないと推定される物質の最大摂取量のことである。乳児は特に感受性の高い集団であるため、欧州食品安全機関(EFSA)は最近、乳児用調製乳中のセレウリドのARfDを再評価し、以下のリンク先で公表している。https://www.efsa.europa.eu/de/news/efsa-provides-rapid-risk-assessment-cereulide-infant-formula
 BfRはこの件を注視しており、他の国内および国際機関、並びにドイツの中毒情報センターと緊密に連絡を取り合っている。
 現在のリコールとは関係なく、BfRはこれまでの科学文献から、乳児用調製粉乳中のセレウリドに関する報告は認識していない。しかし、過去には、乳児用調製粉乳に嘔吐型セレウス菌が発見されたことがある。未調製の粉末は水分含有量が低いため、当該病原菌の増殖は起こらず、したがってセレウリドの産生も起こらない。しかし、この粉末を溶解し室温で数時間保存すると、細菌の増殖とセレウリドの産生が可能になる。そのため、粉末状の乳児用調製乳は、常に摂取直前に調製することが重要である。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL https://www.bfr.bund.de/mitteilung/cereulid-in-saeuglingsnahrung/

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