食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06670052535 |
| タイトル | 英国毒性委員会(COT)、妊娠中の女性の食事における緑茶と紅茶に含まれる化学物質(カフェイン以外)の潜在的リスクに関するスコーピング・ペーパーを公表【4/4】 (3/4) |
| 資料日付 | 2026年1月27日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | (この記事は 3 / 4 ページ目です) (前ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06670051535) まとめ このスコーピング・ペーパーの目的は、妊娠中、出産時、そして産後24か月までの女性に健康リスクをもたらす可能性のある、緑茶と紅茶(C. sinensis)に含まれる化合物(カフェインを除く)の概要を示すことである。 英国は毎年、約110,240トンの紅茶と約3,460トンの緑茶を輸入している。主な輸入先はケニアとドイツである。中国茶には農薬残留基準(HRFNAO(※訳注4)に基づく)の適合性により輸入制限が適用されている。 検討対象となった化学物質群には、作物管理に関連する化学物質(農薬)、重金属(ヒ素、カドミウム、クロム、鉛、水銀)、天然毒素(アルカロイドとマイコトキシン)、植物成分(ポリフェノールと微量元素)、そして加工過程における汚染物質(アクリルアミド、フラン類、多環芳香族炭化水素)が含まれていた。 英国の最大残留基準(UK/MRL)は農薬に適用され、最近の調査では遵守が確認されている。入手可能な情報に基づけば、食事摂取と出生異常の間に有意な関連は認められていない。茶からの鉛と水銀のばく露量は少なく、主要なリスクとは考えられていない。また、茶からのカドミウムばく露量は他の食品と比べてもごくわずかである。一部の研究では、茶を飲む妊婦において母体の血中金属レベルが高い傾向が認められているが、その値は正常範囲内である。アルカロイドの存在は稀であり、汚染によるものである可能性が高い(訳注 意図せず外部から混入したものである可能性が高いという意味である)。妊娠中の女性の食事において、マイコトキシンで汚染された茶の摂取に基づく健康リスクを明確に関連付けるデータは限られていた。乾燥工程で生成される加工汚染物質(アクリルアミド、フラン類、PAH)の茶葉中濃度は一般的に低い。 主な知見は以下のとおりである。 ・ ほとんどの化合物は低濃度で存在し、多くについては規制値や監視体制が整備されている。 ・ 妊娠中の茶の摂取が、貧血(ポリフェノールによる影響)及び神経管閉鎖障害(葉酸代謝との関連)のリスクを高める可能性を示唆する証拠がある。 ・ 特に多量摂取者において、茶からのフッ化物とマンガンの摂取量が増加する可能性がある。 ・ いくつかの化合物については、妊娠中の女性に特有のリスク評価に関するデータが依然として不足している。 委員会の見解を求める質問 委員には、以下の質問について検討するよう求められる。 i. 委員会は、提示された化合物の中に、妊娠中の女性の健康に対する重大なリスクがあると考えるものがあるか?もし、そうであれば、委員はどの化合物について詳細なレビューを行うことが適切だと考えるか?また、それらの化合物にどのような優先順位を付けるべきか? Ii. 委員会が認識している化合物で、本文書で取り上げられていないものはあるか? Iii. 最初の2つの質問に対する回答がいずれも「いいえ」の場合、委員会は事務局がこの概要に基づいて声明書草案を作成することに同意するか? Iv. 委員会は、他に何かコメントはあるか? (※補足42) Khan, N. and Mukhtar, H. (2007) Tea polyphenols for health promotion. Life Sciences 81; 7 pp.519-533. https://doi.org/10.1016/j.lfs.2007.06.011. (※補足43) EFSA. (2018) Scientific opinion on the safety of green tea catechins. EFSA J. 2018 Apr 18; 16(4): e05239. https://doi.org/10.2903/j.efsa.2018.5239. (※補足44) Dania, S. R. et al. (2022) Meta Analysis of the Relationship between Tea Drinking Habits and the Incidence of Anemia in Pregnant Women. J Epidemiol Public Health. 07(04): 465-474. https://doi.org/10.26911/jepublichealth.2022.07.04.05. (※補足45) Yazdy, M. et al. (2015) Maternal Tea Consumption during Early Pregnancy and the Risk of Spina Bifida. Birth Defects Res A Clin Mol Teratol. 2012 May 29; 94(10): 756?761. https://doi.org/10.1002/bdra.23025. (次ページの内容:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu06670053535) |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | 英国 |
| 情報源(公的機関) | 英国毒性委員会(COT) |
| 情報源(報道) | 英国毒性委員会(COT) |
| URL | https://cot.food.gov.uk/Background - green and black tea in the maternal diet |
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