食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu06640550294 |
| タイトル | 世界保健機関(WHO)、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/11/6~12/19)を公表(鳥インフルエンザA(H5)ウイルス) |
| 資料日付 | 2025年12月19日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 世界保健機関(WHO)は12月、人獣共通感染症のインフルエンザに関する概要及びリスク評価報告書(2025/11/6~12/19)を公表した(7ページ)。鳥インフルエンザA(H5)ウイルスに関する概要は以下のとおり。 ・現在の状況 2025年11月5日の前回のリスク評価以降、カンボジアでA(H5N1)ウイルス感染による検査確定ヒト症例1例が検出された。また、米国でA(H5N5)ウイルス感染による検査確定ヒト症例1例が検出された。 ・A(H5N1)、カンボジア 2025年11月16日、カンボジアはプノンペンの22歳男性における鳥インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染によるヒト確定症例1例をWHOに通知した。当該患者は11月10日に発症し、診療所で医療ケアを受けたのち、肺炎と診断された。その後、11月13日にプノンペンの国立病院に入院した。同日に採取された検体は、11月15日に鳥インフルエンザA(H5N1)陽性と判定された。当該患者の病状は急速に悪化し、同日に死亡した。 患者が11月4日から6日にかけて滞在していた地元のコンポンチャム州で行われた調査では、患者宅で見かけ上は健康な家きん(鶏とアヒル)が飼育されていたことが分かった。しかし、10月15日以降、その村では病気又は死んだ家きんが報告されていた。この村で採取された2羽のアヒルと1羽の鶏の検体は、インフルエンザA(H5N1)陽性であった。強化された公衆衛生サーベイランスが実施された。症例の接触者のうち1名は症状があったが、すべての接触者がインフルエンザA(H5N1)陰性と判定された。 2025年にカンボジアではA(H5N1)ウイルスのヒト感染例が18例確認されており、そのうち9例が死亡している。2025年のこれらすべての症例は、飼育鳥類又はその環境へのばく露歴があった。いくつかの症例では、その飼育鳥類が病気や死んでいたことが報告されている。情報が入手可能なものについては、ヒト症例から得られたウイルスの遺伝子配列データは、最近の現地の動物のウイルスから得られた配列と高い一致率を示し、クレード2.3.2.1eのウイルスと同定されている。最近のヒト症例に関するこれまでの入手情報からは、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播を示すものはない。 ・A(H5N5)、米国 2025年11月15日、米国はインフルエンザA(H5)ウイルス感染によるヒト確定症例1例をWHOに通知した。患者は基礎疾患を有するワシントン州在住の成人であった。患者は2025年10月25日に終わる週に、発熱を含む症状を発症した。2025年11月8日で終わる週に、患者は重篤な疾患のため入院し、その後11月21日に死亡した。 医療機関で採取された呼吸器検体は、RT-PCR検査によりA型インフルエンザウイルス陽性と判定され、ワシントン大学の検査室でインフルエンザA(H5)推定陽性と判定された。検体はワシントン州公衆衛生研究所へ送付され、米国疾病管理予防センター(CDC)のインフルエンザA(H5)アッセイによりインフルエンザA(H5)が確認された。検体は11月19日にCDCが受け取った。ワシントン大学及びCDCで実施されたシークエンス解析により、当該ウイルスはH5ヘマグルチニン(HA)クレード2.3.4.4bに属するインフルエンザA(H5N5)ウイルスであることが示された。 公衆衛生調査により、当該患者が裏庭家きん(backyard poultry)及び飼育鳥類を飼っていたことが明らかになった。通知時点では、さらなる疫学調査が進行中であり、これには患者の濃厚接触者全員の積極的監視が含まれる。 本事例は、当該亜型による世界で初めて報告されたヒト症例である。A(H5N1)、A(H5N2)、A(H5N6)、A(H5N8)によるヒト感染例はこれまでにも報告されている。動物においては、A(H5N5)ウイルスによる感染事例は検出・報告されている。高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)A(H5)クレード2.3.4.4bのA(H5N5)ウイルスは、少なくとも2023年以降、北米の野鳥及び野生哺乳類から検出されている。 国際獣疫事務局(WOAH)への報告によると、アフリカ、アメリカ大陸、アジア及び欧州の野鳥及び飼育鳥類において、様々なインフルエンザA(H5)亜型のウイルスが継続的に検出されている。また、海生哺乳類や陸生哺乳類を含め、ヒト以外の哺乳類の感染も報告されている。HPAI A(H5)ウイルスに罹患した鳥類及び哺乳類種のリストは国際連合食糧農業機関(FAO)が保持している。 ・リスク評価 (1)鳥インフルエンザA(H5)ウイルス感染による更なるヒト症例の現在の世界的な公衆衛生上のリスクは? これまでのヒトの感染のほとんどは、例えば感染した家きん又は生きた家きん市場等の汚染された環境、また時には感染した哺乳類や汚染された環境との接触を通じてA(H5)ウイルスにばく露された人々で報告されている。ヒトが接触する動物や関連環境中で当該ウイルスが検出され続けている限り、このようなばく露に関連する更なるヒト症例の発生が予想されるが、それは稀である。更なる散発的な症例が検出されたとしても、公衆衛生上の影響はごく小さい。新たな散発的ヒト症例の現在の全体的な世界的公衆衛生リスクは低い(low)。 (2)上述の事例に関連する鳥インフルエンザA(H5)ウイルスがヒトからヒトへ持続的に伝播する可能性は? 最近報告された鳥インフルエンザA(H5)ウイルスのヒト感染に関連した持続的なヒトからヒトへの伝播は確認されていない。2007年以降、A(H5N1)ウイルスのヒトからヒトへの伝播は報告されていないが、調査においてはギャップが存在する可能性がある。2007年以前では、医療従事者が関係したものも含む、ヒトにおける小規模なA(H5)ウイルス感染クラスターが報告され、これらにおいては限定的なヒトからヒトへの伝播は否定できなかったが、持続的なヒトからヒトへの伝播は報告されていない。 現在のエビデンスでは、これらの事例に関連するインフルエンザA(H5)ウイルスはヒト間での効率的な伝播能力を獲得していないことが示唆されているため、今のところ、持続的なヒトからヒトへの伝播の可能性は低いと見られる。 |
| 地域 | その他 |
| 国・地方 | その他 |
| 情報源(公的機関) | 世界保健機関(WHO) |
| 情報源(報道) | 世界保健機関(WHO) |
| URL | https://www.who.int/publications/m/item/influenza-at-the-human-animal-interface-summary-and-assessment--19-december-2025 |
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