食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06640500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「全ゲノムシークエンス解析(WGS)を用いた動物、食品、環境及びヒト由来のESBL/AmpC産生性大腸菌の薬剤耐性動態」と題する外部機関による科学的報告書を公表
資料日付 2025年12月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は12月16日、「全ゲノムシークエンス解析(WGS)を用いた動物、食品、環境及びヒト由来のESBL/AmpC産生性大腸菌の薬剤耐性動態」と題する外部機関による科学的報告書(32ページ、2025年11月20日採択、doi: 10.2903/sp.efsa.2025.EN-9802)を公表した。概要は以下のとおり。
 基質特異性拡張型βラクタマーゼ/AmpC β-ラクタマーゼ(ESBL/AmpC)産生性大腸菌は世界的に増加しており、公衆衛生及び動物衛生に対する重大な脅威となっている。これらの細菌はヒト及び動物の正常細菌叢に属し、様々な環境条件に広く分布している。その伝播動態についてワンヘルス・アプローチを通して理解することが重要である。
 本研究は、表現型に基づく手法及びWGSを用いて、動物、食品、環境及びヒトにおけるESBL/AmpC産生性大腸菌の伝播を調査することを目的とした。当該研究では、2014年から2017年に収集・保存された分離株及び2018年から2020年に前向き研究として収集された分離株を対象とした。ヒト由来分離株は尿及び血液培養から標準法を用いて採取し、欧州抗菌薬感受性試験委員会(EUCAST)ガイドラインに従って薬剤感受性試験を実施した。非ヒト由来分離株は薬剤耐性に関する欧州連合リファレンスラボラトリー(EURL-AR)のプロトコルに従って培養され、委員会施行決定2013/652/EUに基づき感受性試験を行った。WGSはIllumina MiSeqプラットフォームを用いて実施し、解析はEURL-ARプロトコルに従った。
 調査期間中、903名からESBL/AmpC産生性大腸菌が確認された。それらの分離株の4分の1 (n=226)がWGSに供され、195株のデータが品質管理の基準を満たした。ESBL/AmpC産生性大腸菌の保有割合は2014年の2.5%から2020年には5.4%に増加し、大部分はST-131及びCTX-M型β-ラクタマーゼ遺伝子に関連していた。
 非ヒト由来のESBL/AmpC産生性分離株は合計154株収集され、その内訳は食品由来14株、家畜由来108株、ペット由来12株、環境由来20株であった。このうち131株が分離回収され、WGSの品質管理基準を満たした。これらの非ヒト由来分離株は55種類のSTに分類され、個々のSTの割合は低く、染色体DNA上にコードされたAmpCの発現が上昇したものが優勢であった。動物と食品間、ヒトと環境検体間で遺伝的に関連するESBL/AmpC産生性大腸菌分離株が確認されたが、ヒトと動物間、ヒトと食品間では同一又は関連株は認められなかった。非ヒト由来ESBL/AmpC分離株の数が少ないため、動物/食品からヒトへの薬剤耐性移行に関する正式なリスク評価は実施できなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://efsa.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9802

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