食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06620240149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、道路沿い及び鉄道沿いのブタクサ属(Ambrosia spp.)に対する除草剤としての植物保護における基本物質としての塩化ナトリウムの使用拡大の承認申請に関する総合的な結論に関する技術的報告書を公表
資料日付 2025年11月7日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月7日、道路沿い及び鉄道沿いのブタクサ属(Ambrosia spp.)に対する除草剤としての植物保護における基本物質としての塩化ナトリウムの使用拡大の承認申請に関する総合的な結論に関する技術的報告書(10月15日承認、PDF版98ページ、DOI: https://doi.org/10.2903/sp.efsa.2025.EN-9734)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会は、規則(EC) No 1107/2009の第23条(3)に基づき、APRR Franceより、道路沿い及び鉄道沿いのブタクサ属(Ambrosia spp.)に対する除草剤としての植物保護における基本物質としての塩化ナトリウムの使用拡大を承認する申請を受領した。規則(EC) No 1107/2009は、「基本物質」を、主に植物保護製剤として使用されるわけではないが、植物保護に有用である可能性があり、その承認申請に対する経済的利益が限定的である可能性のある有効成分と定義している。規則(EC) No 1107/2009の第23条は、基本物質の承認申請の審査に関する特定の規定を定めている。
 今回の報告書は、植物保護の目的における塩化ナトリウムの基本物質としての使用拡大の申請に関して、EFSAが実施した公開協議及び対象を絞った協議の結果を要約するとともに、寄せられた個々のコメントに対するEFSAの科学的見解を報告表形式で提示する。これには、申請に関する主な知見を含むEFSAの総合的な結論も含まれる。
 対象となる基本物質である塩化ナトリウムは、冬季の道路維持管理用融雪剤として欧州連合(EU)市場で入手可能である(EN 16811-1:2016)。適用される溶液は、最終利用者が塩化ナトリウムを水に溶解して調製する。
 申請者が植物保護用途として支持する用途は、道路沿いや鉄道沿いのブタクサ属に対する除草剤としての使用である。
 物質の性質を考慮し、ヒトの健康リスク評価は実施されなかった。塩化ナトリウムは健康上のハザードとして分類されていない。ナトリウム(訳注 ナトリウムイオン)と塩化物(訳注 塩化物イオン)は必須栄養素であり、通常の食事に含まれる成分である。推奨摂取量を超えるナトリウムの摂取は、心血管疾患リスクの増加と関連する可能性がある。しかしながら、食事によるナトリウム摂取を考慮すると、道路沿いや鉄道沿いのブタクサ属に対する基本物質としての塩化ナトリウムの使用は、作業者、労働者、近くにいる者、居住者に対する全体的なばく露レベルにおいて無視できる程度の寄与しかないと想定される。
 道路沿いや鉄道沿いへの塩化ナトリウムの散布は、食料生産地域とは完全に分離された交通回廊内のみで行われるため、当該用途において食品又は飼料中の残留物の評価及びそれに起因する消費者リスクの評価は不要である。
 環境のばく露及びリスク評価が実施され、土壌中のナトリウム(訳注 ナトリウムイオン)及び塩化物(訳注 塩化物イオン)のバックグラウンド濃度との比較データはフランスのみで入手可能であった。イオンの残留及び蓄積による土壌構造及び肥沃度への潜在的な長期的影響は、土壌組成、植生被覆、排水特性等の地域条件に依存する。しかしながら、鉄道沿い及び道路沿いでの限定的な使用を考慮すれば、安全な使用シナリオの実現は可能であると考えられる。
 鳥類及び哺乳類、水生生物、土壌中の大型生物及び微生物、並びに生物学的下水処理法については低リスクと結論された。ミツバチについては、処理作物のシナリオにおいて接触経路によるばく露を除き、低リスクと結論された。ただし、当該物質が、開花していない植物に使用される場合や、雑草及び隣接する作物のシナリオにおいてはこの限りではない。ミツバチ以外の非標的節足動物については、葉に生息する節足動物を除き、リスクは低いと結論された。塩化ナトリウムのばく露経路及び除草効果を考慮すると、非標的陸生植物に対してリスクが低いと結論することはできない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-9734

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