食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu06620060376
タイトル スコットランド食品基準局(FSS)、外部委託機関による報告書「スコットランド及び広範な英国漁業水域の天然の水産物における化学汚染物質の検出状況:レビュー」を公表
資料日付 2025年11月7日
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分類2 -
概要(記事)  スコットランド食品基準局(FSS)は11月7日、外部委託機関による報告書「スコットランド及び広範な英国漁業水域の天然の水産物における化学汚染物質の検出状況:レビュー」を公表した。概要は以下のとおり。
 本報告書では、スコットランド及び広範な英国水域の天然の水産物における化学汚染物質に関する最新のエビデンスのレビューを提供し、規制対象物質及び新規・新興物質の両方を含む幅広い汚染物質の検出状況を評価している。
 本レビューの対象となっている汚染物質は以下のとおり。
・重金属(水銀、カドミウム、鉛、ヒ素)
・加工汚染物質及び多環芳香族炭化水素(PAH)
・ダイオキシン類/フラン類
・ポリ塩化ビフェニル(PCB)
・パーフルオロ及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)
・臭素系難燃剤(BFR)、BTEX化合物(ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン)
・動物医薬品残留物
・農薬
・天然に存在する、または天然に生成される化合物(例:ヒスタミン、マイクロシスチン(Microcystin)、海洋性生物毒素類)
・医薬品有効成分(例:鎮痛薬、抗うつ薬)
・パーソナルケア製品(フェノール、フタル酸エステル、パラベン(Paraben))
・マイクロプラスチック
 汚染物質は、検査が行われた全ての種において検出され、サバ、ニシン、シーバス(スズキ)、スプラット(sprat)などの脂肪分の多い魚や捕食魚においては、特に高い濃度が示された。ほとんどの結果は最大許容値(Maximum Permitted Levels:MPL)を下回っていたが、カニ及びホタテ貝のカドミウム、ムール貝の鉛、シーバスの水銀、アブロース・スモーキーズ(Arbroath smokies、※訳注)やスモークサーモンなどの燻製品の4種類のPAH(PAH4)(訳注:ベンゾ[a]ピレン(Benzo[a]pyrene)、ベンズ[a]アントラセン(Benz[a]anthracene)、ベンゾ[b]フルオランテン(Benzo[b]fluoranthene)、クリセン(Chrysene))などは、MPLを超過していた。タラ、カニ、ホウボウなどのいくつかの種におけるPFASは、欧州連合(EU)のMPLを超過していた。また、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)、ポリ塩化ナフタレン(PCN)、臭素化塩素化ダイオキシン類(PXDD/F)などの新興の汚染物質も特定されたが、現在、これらについてはMPLが設定されていない。マイクロプラスチックは様々な種において検出され、可食組織における医薬品の検出はわずかであった。
 本研究は、天然の水産物における化学汚染物質の濃度に関する既存のエビデンスを補強するものである。FSSは、本報告書のデータ及び他のエビデンスを用いて監視を見直し、既存のまたは新たな関心領域に焦点を当てていく。
 当該報告書は、以下のURLから閲覧可能(PDF、199ページ、2025年6月、本調査は外部委託機関Fera Science Ltd.によるもの)。
https://www.foodstandards.gov.scot/sites/default/files/2025-11/Chemical%20Contaminants%20in%20Fish%20Lit%20Review%20Report%20-%20FINAL.pdf
(※訳注)塩漬けしたモンツキダラを乾燥・燻製したスコットランドの伝統食で、2004年に欧州委員会(EC)が地理的表示保護(PGI)指定を行っている。
https://www.gov.uk/protected-food-drink-names/arbroath-smokies
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) スコットランド食品基準局(FSS)
情報源(報道) スコットランド食品基準局(FSS)
URL https://www.foodstandards.gov.scot/science-and-evidence/chemical-contaminants-in-fish-literature-review

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